昨日の全国ツアーチームにひきつづき、本日は東上チームの集合日でした。
ということで『双曲線上のカルテ』その他の配役が発表されました。
和希そら主演・雪組『双曲線上のカルテ』配役
潤色演出に期待
初演を見たかぎり『双曲線上のカルテ』は涙あり笑いありの良作なのは間違いありませんが、
石田先生独特の薄ら寒いシーンが邪魔をして、作品に深さを感じられず残念な思いをしました。
そこで今回、潤色・演出を務める樫畑先生には、そのあたりを上手く書き換えて見応えのあるものに仕上げてくださることを願っています。
和希「コロナ禍を経て(初演とは)また違ったメッセージを発し、意味のある公演になると思います」
和希さんのことばに期待が高まります。
モニカ・華純沙那
東上ヒロインおめでとうございます。
『ジュエルドパリ』で和希さんと良い雰囲気だなと思っていたら!
これで組内に新公&別箱ヒロイン経験者が3人(野々花、音彩、華純)になったとはいえ、夢白さんがトップになったばかりの雪組は路線娘役の数を抑えぎみな印象。
モニカは元気で明るい看護師。愛するフェルナンド(和希)の悩みに気づかず最後はちょっと不憫…
華純さんの『陽』と和希さんの『陰』がどう絡み合うのか楽しみです。
クラリーチェ・野々花ひまり
娘役2番手がすっかり定着した野々花さんが演じるのは、フェルディナンドの元恋人で才色兼備の大人な女性。
ダブルヒロインと言っていいくらいの存在感。野々花さんの芝居力が活かされる役ですね。
アントニーオ・咲城けい
院長の愛人の息子という境遇をもろともせず、楽観的で前向きに生きる好青年。
清潔感のある咲城さんに似合いそう。
しかし出番が少ないのが寂しい。初演の彩凪翔さんのようにバイトありかな。
夏美ようさんと五峰亜季さん(院長夫婦)と同じく初演と同じ役を演じる奏乃はるとさん(85期)。
当時研4で主人公の恩師を演じていました。今回は歌やセリフが増やされるのでは。
桜路薫さんと杏野このみさん(癌と向き合う夫婦)は客席を号泣させる重要な役どころ。
108期の水月胡蝶さんと清羽美伶さんにも役が付いています。このチャンスを活かしてほしいですね。
縣千の育成強化
ランベルト・縣千
振り分けが発表された時点で予想はしていましたが縣さんが2番手役でしたね。
昨日もチラッと書いたように↓
別箱を全てトップに帯同している華世さんとはちがい、2番手3番手の下に就く縣さん。
どちらも御曹司ながら育成方法が違うのが興味深いですね。
縣さんは和希さんのことを「いい意味でテキトーですよね」と言って、朝美さんから「ディスってる?」と突っ込まれていましたが、(笑)
和希さんからそのテキトー(ヌケ感、柔軟性、余裕)な部分を吸収して表現の幅を広げてほしいなと思います。
縣さん演じるランベルトは正義感のある医師。
お酒と女性にだらしがないフェルナンドを毛嫌いしていたものの、彼の秘密を知り支えるようになる。
純粋でまっすぐな役どころが縣さんにピッタリ。
和希さんと縣さんには爆踊りしてもらいたいので、初演とおなじくフィナーレありますように。
全ツ、東上ともに順当な配役で組の強化をはかっている印象。
その中でもとくに縣さんと華世さんの育成に力をいれている様子ですね。
お二人の活躍はもちろん、彩風さん率いる全ツ公演も和希さん率いる東上公演も楽しみにしています。