彩風咲奈さんの退団会見が行われました。
真っ白なパンツスーツに身を包んだ彩風さんは、透明感あふれるどころか、もはや人ではないような神々しさ。
本当にキレイでしたね。
彩風咲奈退団会見に思う
『過渡期にある宝塚歌劇団に今後望むことは』など、即答するには困るような質問にも、
「私たちは歌劇団に望むことというより、1回1回のこと、支えてくださるファンの皆さまに何がお届けでき、どれだけお返しできるのかを考えていくことで頭がいっぱいです」とパーフェクトな回答。
組子への愛、ファンへの感謝、宝塚への想い、そして残留する夢白さんへの配慮…
語る言葉すべてに聡明さとあたたかさを感じる素晴らしい会見だったように思います。
就任したときから考えていたという去就時期。
「毎日毎日の舞台に自分がベストパフォーマンスで出ることが一番だと感じておりますので、自分がどこまでそのお客さまに良いものをお届けできるかを考えていました」
そう語る彩風さんが退団を決めたのが、自身最高のダンスパフォーマンスを披露した『ODYSSEY』というのが、なんとも。
いくらショースターとはいえ1本物のショーは体力的にもキツかったでしょう。
このころ(2022年)の宝塚はコロナ禍で多くの公演が中止になったものの、
スケジュールが密だっただけでなく、内容のハードさもピークを迎えていた時期だったと思います。
2024年から公演数を減らすなど労働環境の改革がなされることになりましたが、
彩風さんは「退団時期が揺らぐことはない」とキッパリ答えていました。
『ベルサイユのばら』ば彩風さんにとって思い入れの強い作品です。
110周年の目玉として当てられたこの作品が偶然にも退団公演になったのだそう。
こんなことあります?
これが選ばれし人の『引き寄せ力』なのでしょうか。・
彩風さんのフェルゼン素敵でしょうね。
ただ、これで最後にしますけど、本音をいえば、
せっかくトップの退団公演は本人が演出家を指名してオリジナル作品を書いてもらえるのに、それでいいの?
『当て書きで見送ってあげられなくてゴメン』という意味なのか、『これまでの労い』なのかは分かりませんが、
彩風さんに関する嬉しいサプライズがありましたね。
まさかのサプライズ!
彩風咲奈ディナーショー開催!
東京・2024年8月14日(水)15日(木)
大阪・2024年8月19日(月)20日(火)
まさかリサイタルにつづき DSまで開催されるなんて うれしい驚きです。
演出家の発表が待たれますが、もしかして和希そらさんの時とおなじく野口先生が「やったほうがいいよ、僕できる」と名乗りを上げてくださったのかしら。
メンバーは誰が選ばれるのでしょうね。
退団同期で固めるのかな?
これまでの経緯をみると華世京さんの出演は手堅そうですが、最後は縣千さんを入れてあげてほしいなと。
彩風「格好いいトップスターではなかったけれど、でも、それはすべてをさらけ出せていたから。退団までに男役としての集大成をお見せしたいですが、その過程も格好つけることなく歩みたい」
トップに就任してからというもの、組のため、宝塚のために奔走してきた彩風さん。
残り10ヶ月、心穏やかにタカラジェンヌ人生を全うできますように。