年末年始における宝塚ファンの楽しみのひとつといえば、スカイステージ特別番組。
組を越えて共演が実現した年末特別番組につづき、お正月スペシャル2024の放送を見ました。
タカラヅカニュースお正月スペシャル2024を見て
ゲームやトークで盛り上がった2番手以下チームとはちがい、
『GRATEFUL FOR YOU-5つの歌をあなたへ-』は、トップが個々に近年の公演からセレクトした楽曲を歌うのみ。
トップ同士の対談は無理でも、せめて曲の紹介や公演当時のエピソードなどあったらよかったのにと残念に思っていました。
その代わりといっては何ですが、お正月特番ではトップスターによる『スタープロフィール帳』が実現。
それぞれ個性が出ていて面白かったです。
トップスターによる『スタープロフィール帳』
組子やペットに関することは饒舌なのに、自分のこととなると急にお仕事モードになる月城かなとさん。
最近テンションが上がったことに『写真集の撮影』を挙げ、
「詳しくは中身を見ていただきたいんですけど…」と、さすが宣伝上手。笑
柚香光さんは自身のコンサート『BE SHINING!!』のときからますますアンニュイな雰囲気が漂って、つかみどころがない感じ。
星風まどかさんの犬のかわいさをゆる~く話したかと思えば、筋肉のスジについて熱弁したり、自由。
組子だけでなく同期のことまでよく見て 気にかけているのが 95期首席の礼真琴さん。
カッコいい→月城かなと、かわいい→柚香光、おもしろい→瀬央ゆりあ&紫りら、天然→ひろ香祐
言葉からイメージする人物がすべて95期なのが印象的でした。
そして誰よりも元気いっぱいに回答していたのが彩風咲奈さん。
地元愛媛のPRはよどみなくスラスラとカンペキ!
ペットに対する重~い愛や、縣千さんのことを「おもしろくて尊敬している」と、うれしそうに語っていました。
で、芹香斗亜さんですが…
ひとりだけ企画がちがっていたことに違和感を覚えました。
なぜ宙組トップ芹香斗亜だけ違う?
トップ4人の企画は『スタープロフィール帳』なのに、芹香さんだけが『宝塚大劇場 舞舞台機構スペシャル』でした。
しかも放送時間の半分くらいが映像で埋められていてトークが少ない。
組や組子のことを語らせることを避けた結果、無難な企画に落ち着いたのかもしれませんが、
出演させると決めたのなら他のトップと同じ企画でよかったのでは。
おなじく芹香さんの扱いに疑問を感じたのは『各組の2024年のキーパーソン』というスポーツ報知の記事です。
各組のトップスターは何らかのカタチで名前が書かれているのですが、宙組トップだけ完全スルー。
芹香さんの名前が一回も登場しないのです。
劇団は事前に記事をチェックできなかったのでしょうか。
春乃さくらさん、桜木みなとさん、瑠風輝さんが『ケンミン自慢』のコーナーに登場。
なんだかトークが噛み合っていなくて…
公演ができていない状況なのに番組でバラエティ的なトークを繰り広げるのって、そりゃあむずかしいですよね。
明るく盛り上げようとする春乃さんの頑張りが伝わってきました。
なにはともあれ宙組メンバーのお顔が見られたことは本当に良かったなと思います。
ただ劇団が抱える問題の解決はまだまだこれから。
もうすぐ3回目の面談交渉ですね。
すこしでも良い方向に進むことを願っています。