前回は「柳生忍法帖」の感想を記しましたが、
(柳生忍法帖の感想はこちら)
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正直むずかしかった!星組「柳生忍法帖」観劇感想ネタバレあり・礼真琴、舞空瞳、愛月ひかる、他
今回は「モアー・ダンディズム」観劇感想を。
モアー・ダンディズム 全体感想
ロマンチック・レビューは1場面がながく単調になりがちですが、礼さん率いる星組生はどのシーンも品を保ちつつメリハリを効かせ、スタイリッシュで楽しいショーに仕上げていました。
上級生から下級生にいたるまで、いきおいと情熱がかんじられる星組のショーは やっぱりおもしろい。
プロローグ
幕が開くと舞台にドーンと大階段。
その大階段にオレンジ、ブルー、グリーン、イエローの衣装をきた組子がズラーッ!
柳生忍法帖で恐い顔ばかりしていた瀬央さんら七本槍のはじける笑顔をみたら一気にテンションあがりました。
やっぱりジェンヌさんの笑顔は最高です。
ミッション
ストーリー仕立てのシーン。
映画のようなドラマチックな展開に引き込まれました。
礼さんと舞空さんのダンスの表現力は芸術の域に達していて、孤独、怒り、恐怖、せつなさなど、心情が手に取るようにつたわってきます。
悲しい結末をむかえた兵士(礼さん)の歌は圧巻で、自分でもびっくりするくらい感情移入して観ていました。
こういうシーンはストーリーばかりを追ってしまいがちですが、物語に緊迫感をあたえるはげしい振りを懸命におどる組子たち必見。
そして、重要なアイテムである証書を踊りながら流れるように受けわたしする見事なチームプレーにも注目です。
愛月さん
「薄紫の帳の向こう」で紫の衣装をきた愛月さん、すごい透明感。
「ゴールデンデイズ」の白軍服をきた愛月さん、すっごい透明感。
神聖で研ぎ澄まされた佇まい。
これが世にいう”退団オーラ”なのですね。
千秋楽がちかづくころには透けて見えなくなっているのでは?
品格を何よりも大切にされてきた愛月さんの男役集大成として、このノーブルな軍服シーンがあって本当によかった。
男役として作りあげられたハリのある歌声。
とくにデュエットダンスで愛月さんが大階段で歌う”アシナヨ”が最高でした。
瀬央ゆりあ・極美慎・天飛華音!星組「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム」キャスト別感想・ネタバレあり
礼さん歌・舞空さんと愛月さんダンス。
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愛月さん歌・礼舞デュエットダンス。
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3人でダンス
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3人でお辞儀
このアシナヨの場面は礼さんが愛月さんをうしろから抱きしめるという感動的な演出があり、そのときの2人の表情がとてもおだやかで慈しみ深くてじーん。
星組御曹司の礼さん、花組からきた舞空さん、宙組と専科を経て星組にたどりついた愛月さん。
並んでいることが奇跡のような3人。
見とどける客席にもあたたかい空気がなかれ、とてもステキな時間でした。
礼真琴
このショーを観てあまり古さを感じなかったのは、礼さんの力あってこそ。
真ん中でだれよりも大きく機敏におどり場面をひぱっていき、組子たちが必死にくらいついているのが伝わってきました。
そして、この作品をとおして礼さんご自身が「ダンディズム」というものを深く追求されたんだなという印象です。
意図的にいつもより低音を聞かせた歌声や、指先にまで宿る色気にゾクゾクしました。
礼真琴フィナーレ大羽に注目!
ナイアガラは無し。
そのかわり背中部分の羽が亀の甲羅のようにドーム型にもりあがる斬新なデザインに。
ナイアガラがないので動きやすいのかな?軽いのかな?
銀橋移動の前後でしか見られませんのでお見逃しなく!
初日とは別物!星組「柳生忍法帖」2回目観劇感想・礼真琴、舞空瞳、愛月ひかる
階段降り
有沙(エトワール)
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小桜・極美
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綺城・天華
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瀬央
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愛月
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舞空
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礼
なつかしい場面も多く、愛月さんの見せ場もあり、
礼さんと舞空さんのプロフェッショナルなパフォーマンスと星組ならではの面白味のある「モアー・ダンディズム」が観られて楽しかったです。
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