礼真琴が絶賛する下級生!人事の方向性を変えるキーになる?

「映像には残らないけれど記憶に残る名作!」と絶賛されている、礼真琴さん主演・星組『BIG FISH』。

劇場で見るしかない!ということで、はやくもOGや現役ジェンヌたちがたくさんご観劇されているようですね。

本日は元星組トップコンビ・柚希礼音さん&夢咲ねねさんご観劇で、礼さんがとっても嬉しそうだったとか。

礼真琴の父性?

わたしの観劇日はまだまだ先なので 予習がてらナウオン視聴しました。

メンバーは、礼真琴、小桜ほのか、極美慎、碧海さりお、詩ちづる、大希颯の6名。

同じ役を年代で分け合う小桜さん詩さんは白ブラウス&ブルーのスカートのおそろいコーデで登場。可愛かったです。

極美さんはトークでも2番手としての役割を果たそうと頑張ってましたね。隙間が開かないように絶妙なタイミングで笑いを入れたりして賢さがにじみ出ていました。

礼さんはお父さん役ということもあり、いつも以上に表情が穏やかで優しい雰囲気。

初登場で緊張している大希さんを見つめる瞳に愛情が溢れていて、もはや上級生というより父親目線?

外見は少年のような礼さんももう研16ですものね。

偉大なトップさんになったな~なんて感心していたら、

「使命にも燃えず、革命も起こさず、こんなに平和でいいのだろうか」なんて言うから笑ってしまいました。

そしてひとしきり個々の役づくりについて話したあと、

その場にいない生徒の話になったとき、礼さんがいちばん最初に名前を挙げた下級生が…

茉莉那ふみというタカラジェンヌ

極美慎さん演じるウィルの子ども時代を演じている茉莉那ふみさんでした。

礼さんが開口一番「ふみちゃん、上手いよね~」って言うと、うんうんと大きくうなずく他のメンバー。

さらに「もうね、むちゃくちゃ上手いの。本当に男の子にしか見えないもん。ふみちゃんお芝居上手だよね」と大絶賛!

108期首席の茉莉那さんは2022年星組『めぐり会いは再び/Gran Cantante!!』で初舞台を踏みました。

首席の大変さを知る礼さん(95期首席)は、毎年新入生が入団してくると首席の子を気にかけるのだとか。

なので鳴り物入りで星組に配属されたものの、『ディミトリ』で全公演休演することになってしまった茉莉那さんに心を痛めていたのでしょう。

このたびの活躍をとても喜んでいるようでした。

で、『BIG FISH』で大役を射止めた茉莉那さんですが、

じつは今後の宝塚人事の方向性を変えるかもしれない大きな可能性を秘めた娘役さんなんですよね。

低身長ジェンヌの活躍に期待

というのも茉莉那さんは身長157センチという小柄ジェンヌ。

礼さんが初舞台生座談会で
「ひときわちっちゃいけれど、(首席として)みんなを引っ張っていってエライ」と褒めたのは記憶に新しい。

近年はタカラジェンヌの高身長化が進み、娘役でも160センチ以上の人がほとんどです。

現トップ娘役たちも160センチ以上ばかり。

ざっと調べたところ映美くららさん(85期)まで遡らないと150センチ台でトップになった娘役はいませんでした。

・星空美咲(164)
・海乃美月(164)
・夢白あや(162)
・舞空瞳(164)
・春乃さくら(165)

現在は170センチ台のトップスターが4人もいるので、160センチ以上ある娘役が重宝されるのも納得です。

しかし昔に比べてダンスの振りが激しくなっていることもあり、男役のヒールは低くなっている印象。

そして100期以降のトップ候補たちの中には、風間柚乃さん彩海せらさんら170センチを切るスターもいます。

となると茉莉那さんのような優秀で小柄な娘役さんが歓迎されるのではないでしょうか。

茉莉那さんをはじめ、美星帆那さん(105期)湖春ひめ花さん(106期)など小柄な娘役の抜擢は、

100期以降の低身長スターたちの相手役候補を育成しているのかなと勘ぐってみたり。

【小声】まぁこの時代、男役より娘役の方が大きいトップコンビが現れてもいいんですけどね。
でもそうなるとそれぞれ培ってきた(男役は大きく見せる、娘役は華奢に見せる)技術が活かされないわけで…難しい問題です。

さて茉莉那さんのような優秀で小柄な娘役が報われ、

彼女たちの存在がスターの高身長化が進んた宝塚人事の方向性を変えるきっかけとなるのか、

引き続き注目していきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました