また番手ぼかし？星組『1789－バスティーユの恋人たちー』

2023年星組大劇場公演の演目が発表されました。

『1789－バスティーユの恋人たちー』

いよいよ大劇場公演に海外ミュージカルが戻ってくるのですね。

星組『1789－バスティーユの恋人たち－』

この前の公演で退団者が少ない理由も納得。

こんな大作が待っていたのですから。

『1789』は、いまの星組のためにあるような演目です。

・礼さんはロナンにピッタリ
・番手ぼかしに打ってつけ
・路線男役の役が多い

星組の海外ミュージカル率の高さよ。

2019年『モーツァルト』
2021年『ロミオとジュリエット』
2023年『赤と黒』
2023年『1789』

来年は難易度の高いフレンチロックを立て続けに上演するという異例の事態。

礼さんの歌唱力を最大限活かそうと
劇団が演目を吟味しているのがわかります。

星組『1789』配役予想

礼さんは、理想に燃え一直線に突きすすむ熱い男がピッタリ。

ロナンはハマリ役だと思います。

舞空さんは、愛希さんが演じた
マリーアントワネットを演じるのかどうか。

アントワネットは歌に聴かせどころのあるステキな役なのですが、トップ娘役が演じるには出番が少ないのが残念ポイント。

愛希さんは、当時のインタビューで

「トップになって公演中に楽屋で過ごす時間があるのは初めて。集中力や気持ちを持続させるように努めています」

と語られています。

しかもアントワネットの恋愛相手は
ロナンではなくフェルゼンなのは
宝塚ファンならお馴染みですよね。

そう、アントワネットとロナンは
ほぼ絡みなし！

次回の別箱で離れてしまう礼さんと舞空さん。

それなら『1789』は二人のロマンスが見たい！と思うのがファン心理でしょう。

東宝版ではオランプがヒロインとされているので、星組版でも舞空さんがオランプを演じるような気がします。

その場合は、オランプの曲や出番を増やすなど調整されるでしょう。

アントワネットには観る者を涙させる見せ場もありますので、貫禄タップリの有沙さんが演じられるのではと予想しております。

『1789』は番手ぼかし演目

月組で上演されたときも
凪七さん、美弥さん、珠城さんの
番手がぼかされていました。

そう、この演目は
役の比重がほぼ同じなので
番手ぼかしに打ってつけなんですよね。

瀬央さんと暁さんはどれを演じるのでしょうか。

瀬央さんと暁さん

『グレート・ギャツビー』の
トム（鳳月）とニック（風間）のように
役と番手が逆転することも考えられます。

そして小池先生のさじ加減で
なんとでも比重調整できますので
カミーユを演じるから2番手！という単純な話ではなさそうです。


ですので、どちらが礼さんの敵で
どちらが仲間を演じるのかということに着目して配役予想したいと思います。

【予想】
（仲間）カミーユ・瀬央さん
（敵）アルトワ・暁さん

ちなみに暁さんは月組時代に
本公演でフェルゼンを、新人公演でロナンを演じています。

なので、『1789』は暁さんのトップお披露目までとっておくのかなと思いましたが、違いましたね。

それにしても星組の2番手ぼかしはいつまで続くのでしょう。

また初日に羽根を見て一喜一憂するのかと思うと切なくなります。

ちなみに月組では龍さんと愛希さんのみ大羽根で、他キャストは羽根なしでした。

星組もそのパターンかな。

ロベスピエールやフェルゼンは
勢いのある極美さんか天飛さんが演じられるのでしょうか。

役替わりでいろんなバージョンが観てみたいです。

月組版ポスターは5名。
（龍、愛希、凪七、美弥、珠城）

星組版では、極美さんがポスター入りを果たすのか、期待高まります。

もしかしたら専科から特別出演があり
役がズレる可能性もありますね。

娘役さんに役が少ないのが残念ですが

改変した『グレート・ギャツビー』で歌ウマさんにソロを当てたように

『1789』でも娘役さんへの配慮がなされるような気がします。

新人公演は、105期の大希さんと稀惺さんの
どちらが初主演を取るのかに注目しております。

それにしても小池先生のお忙しいこと。

『グレート・ギャツビー』
『エリザベート』『カジノロワイヤル』

そして、星組『1789』

巨匠小池先生と礼さん率いる星組のタッグは、完成度の高い舞台を見せてくれること間違いなし。

気がはやいですが、来年の夏が楽しみです。