小池先生・潤色演出
礼真琴・主演
星組『1789』が発表され話題になりましたね↓
近年、小池先生は精力的にご活躍です。
2019年・宙組『オーシャンズ11』
2021年・星組『ロミオとジュリエット』
2022年・宙組『NEVER SAY GOODBYE』
2022年・月組『グレート・ギャツビー』
2023年・宙組『カジノロワイヤル』
2023年・星組『1789』
真風さんがトップになって3作。
礼さんには2作。
月城さんに1作。
そこで気になるのは
トップになってまだ小池作品をやっていない柚香さんや彩風さんについてです。
彩風さんは小池先生の作品ではありませんが『蒼穹の昴』をされているので、しばらく一本物はないのかなと。
そこで今回の記事では
柚香さんに小池作品は当てられるのか?
を勝手に予想したいと思います。
花組『エリザベート』の可能性
ずばり、結論から。
柚香さんに小池先生の作品は当てられると思います。
しかもあの、『エリザベート』を。
『エリザベート』といえば、先日、東宝公演の幕が上がりました。
この公演は花總さんの集大成ということもあり、いつにも増して大変なチケット難となっております。
そう、今も昔も『エリザベート』は東宝にとっても宝塚歌劇にとってもドル箱です。
それゆえ宝塚でも1996年の初演以来2~4年ごとにに再演され、お腹いっぱいな時期もあったというのが正直なところです。
しかしコロナ禍に突入し、中止のリスクが高い海外ミュージカルは上演されなくなりました。
すると妙に黄泉の帝王が恋しくなったり…勝手ですね。
今回、せっかく買った版権をガラコンサートや東宝版だけで終わらせるはずはなく…
来年か再来年あたり、宝塚でも上演されることが決まっているのではないでしょうか。(想像です)
となると5組のうちで現実味があるのはVISA付きの花組だろうと思います。
【余談】
礼さんは「いつかエリザベートに携わりたい」とおっしゃっていましたが、『1789』が決まったため、星組でエリザを上演することはないのかなと。
花組『エリザベート』の問題点
花組で上演するとなると、ひっかかるのは
新公経験者の柚香さんでやるのか、VISAガールの永久輝さんでやるのかということ。
『エリザベート』はVISAの看板がつきますので永久輝さんトート説も有力ですが、そうなると浮かび上がる問題が!
まだ2番手にもなっていない永久輝さんがトップになるにはまだ数年かかるいうこと。
そのあいだ期限のある版権を寝かせておくようなもったいないことをするでしょうか。
そして『エリザベート』は比較的長期娘役トップのサヨナラ公演に使われることが多い演目です。
1996年(雪組)麻路さき・白城あやか
2002年(花組)春野寿美礼・大鳥れい
2014年(花組)明日海りお・蘭乃はな
2018年(月組)珠城りょう・愛希れいか
タイトルロールであるエリザベートを演じることは、娘役にとってこれ以上ない名誉であり、
今後、東宝版で主演を勝ち取るために有利なのは間違いありません。
そこで宙組→花組で長期トップを務めた星風さんの退団に合わせて上演されるのではと予想しています。
すでに長期が確定している星風さんが永久輝さんのトップ就任まで残るとは考えにくく…
星風さんは宙組時代に新公でエリザベートを演じ、柚香さんも新公でトートを演じていますので
柚香×星風コンビで思い出再演というのが有力かと。(個人的推測です)
柚香・星風 思い出再演なるか?
そう、宝塚が100周年記念で盛り上がっていた2014年。
この年は柚香さんにとって飛躍の1年でしたね。
蘭寿さんの退団公演公演
『ラスト・タイクーン』で新公初主演を果たし
『ノクターン-遠い夏の日の記憶-』でバウ初主演。
そして「エリザベート」で2回目の新公主演。
柚香さんのトートは歴代の中でも最高峰のビジュアルを誇り、登場した瞬間から息を飲むほど美しかった。
あれから年月を経て、さらに洗練された柚香さんが演じる黄泉の帝王トートは魅力的でしょう。
水美さんのフランツは上級生ならではの貫禄を見せてくれるでしょうし
出世役のルキーニに永久輝さん、路線若手の登竜門ルドルフに聖乃さん。
役と番手がピタッとハマります。
来年ならこのキャストでいけそうですね。
しかし、2024年以降となると水美さんの進退・路線スターの組替えなどでキャストのズレがありそう。
現在上演されている東宝版は『今日の世界情勢や社会状況を踏まえたアップデートが感じられる舞台』なのだとか。
月組の『グレート・ギャツビー』を見て思いましたが
小池先生のブラッシュアップされた舞台はキャストの歌やダンスを増やしたりセットや衣装が豪華になるなど
今の時代に合うよう改変されているので、とても観やすく感動倍増です。
ゆえに『エリザベート』花組公演の実現に期待が高まります。
柚香さんの圧倒的カリスマなトート、星風さんの美しいエリザベートが観られる日がきますように。