とある舞台・さびしい客席に思うこと

ゲゲステ 宝塚OG

宝塚OGも出演している、ある舞台。

前の記事に
その舞台の幕間で起こった
トラブルについて少し触れました↓

本日はその舞台を観てきましたので
感想を記したいと思います。

ただ、客席がガラガラだったという
マイナスの感想を含みますので
読み進めご留意ください。

舞台「ゲゲゲの鬼太郎」感想

水木しげる生誕100周年記念舞台
「ゲゲゲの鬼太郎」

七海ひろきさんファンの友人に誘われ
観に行っていました。

ゲゲゲの鬼太郎って、あのアニメの?
目玉おやじはどうするの?
一反木綿のようなキャラはどう表現するの?

観劇するまでは舞台化に半信半疑。

しかし幕が開いてみると
舞台の上には、子供のころテレビで見ていた
妖怪の世界が広がっていました。

内容もしっかりしていて
笑えるシーンもありつつ
『妖怪VS人間』という軸で
ストーリーが進んでいきます。

人間のあさましさや醜さについて
考えさせられる
大人でも見応えのある作品に
仕上がっていました。

キャスト感想

七海さんをはじめ
個性豊かなキャストが勢ぞろい。

「ゲゲゲの鬼太郎」キャスト
鬼太郎・荒牧慶彦
ねこ娘・上坂すみれ
ねずみ男・藤井隆
天邪鬼リン・七海ひろき
砂かけばばあ・浅野ゆう子
こなきじじい・矢部太郎(カラテカ)
鬼太郎(声のみ)・野沢雅子

鬼太郎・荒巻さん

普段はおとなしいけれど
いざというときには底知れない力をだす
とてもカッコいい鬼太郎でした。

きれいなお顔が髪の毛で半分かくれて
もったいない! という感覚は
私が宝塚ファンだからでしょうか。

イケメンで演技もお上手。
荒巻さんの人気の理由がよく分かりました。

天邪鬼リン・七海さん

思ったことを素直にいえず
いつも悪態をついてばかりのリン。

ですが、ほんとうは誰よりも優しくて
みんなが仲良くなれるように奔走します。

七海さんは現役当時と変わらぬビジュアルで
とにかく立ち居振る舞いが美しい。

「不愛想なリンを明るく変えよう」
というコーナー(仮)があり
妖怪たちがリンに無茶ぶりするというもの。

クスっと笑えるアドリブシーンに
ホッとします。

砂かけばああの浅野さん
ばばあと呼ぶには美しすぎます。
浅野さんが登場すると
場面がギュッとしまるのは、さすが。

観劇前から気になっていた目玉おやじ
人形をつかって表現。(声は野沢さん)
鬼太郎の手にちょこんと乗って可愛かった~。

その他キャストたちが
しっかり原作に寄せたキャラづくりで
「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観を
みごとに体現していました。

そんな素晴らしい舞台なのに
ひとつ残念なことがあり…

空席が目立つ客席をみて思うこと

空席がガラガラ。

一階の後方はすべて空席
サイドは前後とも空席
二階席も三階席もチラホラ

半分どころか、3分の1にも満たない状態。

梅田芸術劇場の公演で
ここまで空席が目立つのは
初めての経験でした。

コロナ禍で、いつ公演が中止になっても
おかしくない状態ですので
チケットを取りにくいことも一因でしょう。

妖怪のキャラクターが魅力的なので
子どもにも観てほしい演目ではありますが
家族で行くにはすこし躊躇してしまう
チケット金額かもしれません。

S席(1階席・2階席前方・車いすスペース):¥13,000
A席(2階席後方):¥9,000
B席(3階席):¥5,000

さまざまな要因が考えられますが
真っ赤な客席に心が痛みました。

宝塚では
人気のある現役公演とOG公演を
セット販売する方法が取り入れられ
賛否両論、いえ、否の意見をよく目にします。

わたしも抱き合わせのチケット販売に
肯定的ではありません。

ですが、どんな売り方であれ
客席を埋める努力を続ける必要があるのだと
空席が目立つ劇場を見て思いました。

あまりにもキャストやスタッフが気の毒
ということもあります。

しかし、それ以上に
今後、こういう挑戦的な舞台が
縮小されてしまうのは
エンタメ界にとってよくありません。

あぁ、
こうして記事を書いている間に
花組東京公演の中止期間延長
新人公演の中止が発表されました。

音さんや飛龍さんの大切な退団公演。
度重なる中止に胸が痛みます。

コロナ禍で舞台を上演し続けることは
本当に大変なことだと痛感しました。

花組さん
どうか9月4日の千秋楽は上演できますように。

そして、舞台「ゲゲゲの鬼太郎」が
ぶじに8月28日の千秋楽(8月28日)を
迎えられますよう祈っております。

【追記】
ゲゲステ千秋楽生配信(アーカイブあり)決定!

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