阪急阪神ホールディングス株式会社の株主総会が行われ、休演が相次いでいる宝塚歌劇団についての不満が噴出したそうです。
(以下、個人的な感情をぶちまけていますので気持ちのいい内容ではないと思います。読み進めご留意ください)
阪急阪神ホールディングス株主総会
怒り1・大量の罹患者、無理した稽古
株主総会で「休演の詳しい説明がないのはなぜか。代役公演はできないのか」という質問が出ました。
それに対する運営側の回答は驚くべきものです。
「初日が開くまでの間、かなり無理をして稽古をして、初日何とか開けたんですが重要な役の生徒が発熱。その後の検査で3分の1を越える生徒が罹患した」
代役公演ができないのはそれなりの事情があると思っていましたが、まさか3分の1(30名近く)の生徒が罹患していたなんて。
結局、体調不良者がいることを知りながら無理をさせたことで中止期間を長引かせてしまったように思います。
それにしても こんなカタチで生徒のコロナ感染を知らされるとは。
怒り2・代役公演を積極的に
運営側「せっかく取ったチケットが無駄になり見られないよりは代役でご覧いただいた方がいいに決まってる。数人にとどまってできるなら代役公演を積極的にしたい」
代役公演を積極的に?本気で言ってる?
スターは誰でもいいから宝塚の舞台を観てみたい!という人には、チケットが無駄になるよりいいでしょう。
ですが宝塚ファンには贔屓が出ていないなら払い戻しをしてほしいという人が一定数います。
よって一概に「代役でご覧いただいた方がいいに決まっている」とは言えません。
そして代役にえらばれた生徒はチャンスもリスクも抱えることになります。
上手くいけば次に繋がるチャンスになりますが、ただでさえ舞台稽古もままならない代役公演で、もし何かあったら?
それに思わぬところで思わぬトラブルを誘発する可能性もあります。
主要メンバーの代役公演ともなるとチケットはプレミアがつき高額転売を誘発することになるでしょうし、
スターシステムにそぐわない抜擢があると「なぜあの子が?」と憶測が飛び交うでしょう。
ちょっと飛躍しすぎましたが、いろんなリスクがある以上、慎重に検討していただきたい。
けっして積極的に行われるものではないと思います。
しかし『100回の練習より1回の本番』と言われるように、舞台で経験を積むことがどれだけ大切かも理解できます。
そういう意味では代役公演は生徒のためでもあるいう見方もできます。
で、けきょく何が言いたいかというと、
ファンは何がなんでも代役公演をしろと言ってるわけでもないし、代役公演に反対しているわけでもありません。
そもそも体調不良による公演中止はやむを得ないと承知しています。
ただ、男性株主が言うように「宝塚ファンは優しい。歌劇団のことは受け入れてくれる。だからちゃんとした説明があるとみんな納得すると思う」
まさにそうです。
『ご理解ください、ご了承ください』の前に説明がほしいだけです。(もちろん全てを公表にする必要はありませんが、あとで露見するなら最初から公式で)
怒り3・パワハラ、セクハラ対応
運営側「我々が何らかをやると個人が特定されてしまう。当初しなかったのはそこにある。加害者や被害者が分からないように何とかしたいと思ってました」
パワハラ、セクハラ、いじめに関しても、グダグダしているうちに個人名が特定され、最悪の結果になってしまったように思います。
それでも
それでも、全員が団結してトップを送り出した宙組。
満身創痍で初日の舞台に立った星組。初日の幕を上げようと頑張っている月組。
代役を立てピンチを乗り越えようとしている雪組。
感染のリスクと闘いながらお稽古に励む花組のことを思うと、運営に不満や怒りはあれど、
やっぱり宝塚を応援せずにはいられません。
どうか1日でもはやく、全てのジェンヌさんが心身ともに健康で安心して舞台に立てる日が来ますように。
乱文、最後までお読みくださりありがとうございました。