劇団側『ご遺族代理人からの意見書や12月7日に行われたご遺族代理人の会見の内容等も踏まえ、事実関係の精査等を行ったうえでの現時点の見解をお伝えし、一定のご理解をいただくことができたと考えております』
12月19日にご遺族側との面談交渉が行われ、劇団側は手応えを感じているようですが…
2回目の話し合いに手応え
ご遺族側『前記報告書に基づき本件に対処するとの姿勢を改め、遺族側意見書の内容を踏まえ、同報告書の内容にかかわらず、事実関係と評価を再検討しているものと考えています』
ご遺族側のコメントを読む限り『一定のご理解』というには大げさな気も。
ただ、これでようやくご遺族側の意向に沿った(調査チームによる)パワハラ再調査が行われると受け止めていいのかな。
まだまだ問題解決にまでは相当な時間がかかりそうですが、ようやく1歩前進!
このまま良い方向に進んでいきますように。
と少しホッとしたのも束の間!
またまた宝塚歌劇団を揺るがすような大スキャンダルが報じられました。
大物演出家のパワハラ&セクハラ
報道の内容は宝塚歌劇団の演出家2名によるパワハラとセクハラについてです。
そのひとり、大物演出家とは、『エリザベート』『ロミオとジュリエット』『1789』など、劇団を代表する作品を手掛けた人物です。
稽古中にひとりの生徒を大勢の前で何時間にもわたって吊るし上げるなど、スパルタ指導で有名だったので、
パワハラに関しては驚きませんでしたが、衝撃だったのはセクハラについてです。
被害者が失踪
被害者は数年前に宝塚歌劇団に所属していた元演出家助手で、
記事には大物演出家が彼に送ったとされるメールが公開されていています。
そのメールというのが(某大手芸能事務所のJ氏を例えに出しているくらいですから、その手の)目を覆いたくなるような内容です。
そしてセクハラやパワハラはメールだけに留まらず、
大物演出家ともうひとりの演出家(代表作『HiGH&LOW 』)が、とつぜん助手の家へ押しかけ朝まで飲み続けるといった横暴ぶり。
しかもそのときに撮られた(恥ずかしい)動画が劇団内で出回り、稽古場に行けなくなった彼はそのまま退団。
7年経ったいまでも音信不通で、ご家族ですら連絡がとれないのだとか。
ここで名前があがったもうひとりの演出家は、いま飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中のあの人です。
雪組『FROZEN HOLIDAY』は東京公演を控えていますし、
和希そらさんのディナーショーや彩風咲奈さんのリサイタルなど、今後の予定が目白押し。
週刊誌報道を鵜呑みにはできませんので劇団のコメントを待つしかありませんんが、
もし被害者からの訴えがあり、演出家たちによるパワハラとセクハラが事実だと確認されたら、劇団はどう対処するのでしょう。
ただでさえ演出家不足なのに2人も欠けてしまうと、正直、公演は回らないのでは。
花組に影響?演出家の処分
昨年、原田氏のパワハラとセクハラ問題が発覚&報道されたときには、懲罰委員会も開かず不当解雇したことは記憶にあたらしい。
原田氏が劇団を提訴したところまでは報道されていますが、その後はどうなったんでしょうね。
もし『アルカンシェル』の演出家が謹慎や退職を余儀なくされた場合、
心配なのは3月に初日を迎える柚香光さんと星風まどかさんの退団公演に影響がでるかもしれないということ。
原田氏の件に引きつづき、またも花組が影響を受けるのは本当に可哀想です。
コロナ禍で苦労多きトップ人生を歩んだ柚香さんと星風さんの大切な退団公演。
これ以上なにごともなく終わらせてあげたいのはやまやまですが、どうなるんでしょう。心配は尽きませんね。
次から次へといろいろ出てくる宝塚歌劇団。
しっかり內部の膿を出し切って、生徒さんやスタッフさんが安心して働ける環境が一日もはやく整えられることを願っています。