真風涼帆が長期トップだからこそ

真風長期トップ 宙組

真風さんが宙組トップになって5年目。

短期トップが主流だった宙組において、
真風さんがもたらす影響は大きい。

そこで、真風さんが長期トップだからこそ
見えてくるものを深ぼりしてみました。

真風涼帆率いる充実の宙組

真風さんは2017年・宙組トップに就任。

「HiGH&LOW」が大劇場8作目となります。

真風さんは星組で柚希さん
男役としての基礎を叩きこまれ、

宙組で朝夏さんから得た
スタイリッシュな要素が加わり、

最高にカッコいいトップさんになられました。

潤花さんの魅力が開花したのも
ご本人の努力と
娘役をステキに見せる真風さんの
男役スキルあってのことかと。

元花組の春野さんは、
トップに就任するとき決意されたそうです。

「組が充実するまで時間がかかる。だから5年はやろうと決めていました」

その言葉どおり
任期終盤はとても充実していましたし、

蘭寿さん、壮さん、朝夏さん、望海さんら、

未来のトップスターを輩出するという
嬉しい副産物まで。

宙組トップは和央さん以後
最長でも3年という落ち着かない状態でした。

それゆえ、真風さんも短期かなぁと
演目発表にビクビクし
「オーシャンズ11」の思い出再演に
ソワソワしていたころが懐かしく思えます。

そのくらい宙組は
短期トップが定着している組だったのですね。

ですが、ふたを開けてみれば
真風さんは長期確定。

じっくり時間をかけ、宙組をどっしり
重厚感のある実力組に変えていきました。

もちろん、ここまでくるのにいろいろ大変なことも。

一番衝撃を受けたのは
星風さんの花組スライドトップ。

相手役が退団ではなく
他の組のトップさんと組むと知ったときの
心境はどんなものだったのでしょう。

いつかこのときの本音を聞いてみたいです。

愛月さん、和希さんの組替えもありましたね。

潤花さんを迎え
芹香さんや桜木さんとのバディ感が強まり
瑠風さんら若手が活躍するように。

真風さんが長期ゆえ
将来有望な若手がしっかり育っていることに気づかされます。

もう「宙組からスターは生まれない」
なんて言わせません。

真風さんの背中を見て育った
下級生の充実っぷり。

ハイローの相関図がでましたので、
注目の組子と役を照らし合わせてみましょう。

宙組大本命の真風チルドレンたちです。

真風チルドレン

鷹翔・風色・亜音の若手注目トリオ。
(★はハイローの役名と紹介)

鷹翔さん(101期)
★村山良樹・高校の番長を目指す。

鷹翔さんは、真風さんのトップお披露目で
新公主演を射止めた生粋の真風チルドレン。

ネバセイ新公で
新人公演の域を越えた演技で実力を証明。
みごと次回のバウ主演を決めました。

風色さん(102期)
★KOO・White Rescalsの頭脳、芹香さんの右腕

風色さんは大阪万博アンバサダー。

約一年間の休演で心配されましたが
ネバセイ新公でブランクを感じさせない
安定した歌と芝居がすばらしかったです。

カルトワイ、機転の利いたアドリブで
客席を沸かせる余裕っぷり!
映像に残っていないことが悔やまれます。

亜音さん(103期)
★テッツ・山王連合会(真風組)の特攻隊長

亜音さんは、華やかで目を引く
生まれながらのスターさん。

最近は悪役にもチャレンジし
表現の幅が広がった印象です。
2回目の新公主演おめでとうございます。

真風さんのリサイタルか、鷹翔さんのバウか
どちらに出演するかが今後を予想するキーになるかと。

組の中に3学年連続
本命スターがそろうのも珍しい。

このまま順当に
3人が上げられるとは考えにくく
組替え説が出でいますね。

個人的にも、だれかの組替えはあると思っています。

「HiGH&LOW」で、留依さんをはじめ
97期~101期の中堅どころが
ごっそり退団してしまいます。

芹香さんの時代も視野にいれるならば
これは非常事態です。

充実の宙組を維持するため
急ピッチで103期以下の育成に
力をいれていくことになるでしょう。

真風さんの背中を見て学び
ステキな男役さんに育ってほしいです。

真風、芹香、桜木という黄金トリオを
いつまでも見ていたいのが本音です。

しかし
リサイタル2回目というフラグが立ったいま
覚悟するときがきているようです。

コロナ禍において
長期にトップを務めることの
苦労や重圧は計り知れません。

真風さんをはじめ
組子たちがみんな元気で
とにかく無事に「HiGH&LOW」の
初日が迎えられますように。

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