花組全国ツアー公演
ライブ配信視聴しました。
以前の記事に
『フィレンツェに燃える』について
トップコンビ、2番手、3番手、4番手までそろえてやる作品ではないと
一部辛口で書きました
そしてライブ配信を視聴して
あらためて気づいたことは
水美さんの扱いが破格だということです。
劇団が意図するところが何なのか
思うところを記したいと思います。
(以下、人事に関してかなりデリケートな内容含みますので読み進めご留意ください)
水美舞斗『フィレンツェに燃える/Fashionable Empire』について思うこと
水美さん演じるレオナルドは
貴族の次男で自由奔放な性格。
柚香さん演じるアントニオは
レオナルドの兄で
家を守ることを大切にするマジメな性格。
性格は違うが仲の良い兄弟が
同じ人を愛してしまい…
という展開なのですが
兄弟の対比が強調されるので
柚香さんと水美さんの比重がほぼ同じ。
柚香さんは抑えた演技で
水美さんは感情をストレートに出す演技のため
水美さんの方が見応えがあるように感じました(個人的主観です)
しかも、トップ娘役が2番手と結ばれる
(心が通っていたかは別)という展開にビックリ。
『フィレンツェに燃える』が再演された理由
花組のこの演目を当てた理由の一つに
水美さんを強い2番手としてアピールできるというのがあります。
トップ・柚香光
2番手・水美舞斗
3番手・永久輝せあ
水美さんが『巡礼の年』で2番手羽根を背負って以来、3人の序列は変わりません。
しかし、全国ツアーの水美さんは
お芝居もショーも大活躍。
柚香さんとダブルトップとまではいかずとも、それに近いのが気になりました。
いったい何のために水美さんを破格の扱いにしたのでしょう。
水美舞斗を破格の扱いにする理由
永久輝さんが歌劇11月号の表紙を飾ることが決定したので
来年2番手になることはほぼ確実かと。
水美さんのトップ就任を望む声もおおく、実際にそうなれば良いなとも思います。
しかし同期の引き継ぎは難しいのが現状です。
柚香さんが残ると仮定した場合…
水美さんのこれからについて
想定されるのは以下の3つ。
①専科行き
②組替え
③退団
花組で活躍する水美さんをずっと見ていたい。
けれど、永久輝さんの2番手期間を確保する必要がある。
悩ましい問題です。
③の場合
『うたかたの恋』ではなく
その次の公演だとカレンダー掲載月から推測できます。
そのとき劇団が最も恐れるのは
2番手切りだと炎上すること。
『元禄バロックロック』の
ダブル3番手羽根で大炎上したことは記憶に新しく、
もし水美さんが2番手で退団となると、炎上は避けられない気がします。
いずれにせよ水美さんの破格の扱いは、大きな動きの前触れのような気がしてなりません。
花組『フィレンツェに燃える/Fashionable Empire』
水美さん大活躍の花組全国ツアーはまだまだ始まったばかり。
千秋楽までなにごともなく、ぶじに完走できますように。