2022年月組別箱公演の詳細が発表されました。
月城さんの舞浜公演は新たな試みとなる斬新なショー。
暁さんの青年館&ドラマシティは無骨な正塚作品。
好対照な2つの公演内容をまとめました。
「Rain on Neptune」舞浜アンフィシアター
作・演出:谷貴矢
主演:月城かなと、海乃美月
場所:舞浜アンフィシアター
期間:2022年5月14日~23日
公演解説を読みましたが、いくら芝居仕立てとはいえショーとは思えないほどしっかりしたあらすじで驚きました。
さすが芝居の月組。
ショーすら気軽に観させてもらえません。
(褒めてます。笑)
海王星ネプチューンに降る、ダイヤモンドの雨。それは海王星の月、トリトンから、青く輝く氷の惑星へと贈る、ラブレターであるという。そんな噂を聞きつけ、伝説のトレジャーハンター、シャトーが海王星にやってきた。激しい嵐と冒険を求める彼だったが、降り立った先は数多の宝石と音楽に溢れる、美しき夢の世界であり、意外な歓迎を受けてしまう。月の王トリトンは、戸惑うシャトーに二つだけ条件を提示する。一つは、ダイヤモンドにだけは手を出さないこと。そしてもう一つは、氷の女王、ネプチューンに恋心を抱かないこと。それさえ守れば、ここにいつまでもいてよいと言う。遠い遠い故郷、フランスを想起させる追憶のチューンに乗せ、不思議な住人達と冒険を忘れ安らかな時を過ごすシャトー。だが、雨の彼方に浮かんでは消えるネプチューンの美しい姿に、次第に心惹かれていってしまう。恋が、雨を嵐に変えていく。舞浜アンフィシアターの空間をドラマティックに活かし、芝居仕立てで紡ぐショースペースと、クラシカルでスペクタクルなフィナーレ。新たな試みによる二部構成で送る、コズミック・コンサート。
宝塚歌劇団HP引用
“舞浜アンフィシアターの空間を生かして繰り広げられる芝居仕立てのショー”ということで、どんな公演になるのかただただ期待。
月城さんも明日海さんや礼さんのように(人力の)トロッコに乗ったりするのかなぁ。
ディズニーの曲は封印なのかしら?
出演者はまだ月城さんと海乃さんしか発表されていませんが、
もし鳳月さんがご出演されることになれば花組時代の「Delight Holiday」につづき2度目のアンフィシアターになりますね。
(DH思い出し)
鳳月さんと仙名さんのほのぼのトークコーナー大好きでした。
「ブエノスアイレスの風」青年館&ドラマシティ
作・演出:正塚晴彦
主演:暁千星
場所:日本青年館、梅田芸術劇場ドラマシティ
期間:日本青年館
2022年5月3日~10日
梅田芸術劇場ドラマシティ
2022年5月18日~26日
暁さん、初東上おめでとうございます。
「ブエノスアイレスの風」は、宝塚屈指のダンサー柚希礼音さんも苦戦したという超難易度の高いタンゴの応酬。
全体が暗くネットリとした湿度を帯びていて独特の世界観をもつ作品で、
初めて観たときは登場人物たちの不器用な生き方に息がつまりました。
1900年代半ばのブエノスアイレス。反政府ゲリラのリーダーで政治犯として囚われていたニコラスが、特赦により7年振りに釈放される。軍事政権が倒れ、民主制となった祖国で新たな人生を歩み始めたニコラスは、ダンスの才能を買われ、タンゴ酒場の花形ダンサーであるイサベラのパートナーとして雇われることとなるが、そこへかつての仲間リカルドが現れ…。新たな生き方を模索する男の姿を通し、人生の意味を問いかける物語を、ドラマティックなタンゴを随所に盛り込んでお届け致します。
宝塚歌劇団HP引用
暁さんは前回の博多座公演「川霧の橋」で、物語のキーパーソンとなる清吉を色気と狂気を絶妙なバランスで演じられていましたね。
”かわいい弟キャラ” だったのはいつの話し?って感じで、それはそれでちょっぴり寂しような。。
しかし次回「ブエノスアイレスの風」のニコラスという”哀愁漂う大人の男”でまた新たな暁さんが見られるの嬉しいです。
そしてもうひとつ注目すべきは相手役(イザベラ)が誰かということ。
イザベラは暁さん演じるニコラスにダンスを教えるという役どころ。
ということは、踊れる娘役さんが配役されるのかな?
あれこれ予想する時間もまた楽し。
あとがき
過去、花組や星組で舞浜公演があった時は3チームに分かれていましたので、もしかしたら月組ももう一つ別箱公演が発表されるかもしれません。
いづれにせよ2022年の月組も楽しみがいっぱいです。
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