月組「フリューゲル/万華鏡百景色」初日感想

月組「フリューゲル/万華鏡百景色」初日感想 月組

月組大劇場公演初日観てきました。

齋藤先生完全オリジナルの『フリューゲル』も、栗田先生大劇場デビュー作の「万華鏡百景色」も、

先生の世界観(趣味)がハッキリしていて面白かったです。笑

(以下、多少のネタバレありですので読み進めご留意ください)

月組初日感想「フリューゲル/万華鏡百景色」

組長からトップスター紹介

月城さんが雪組で過ごしていた時の組長が梨花さんでした。

時を経て月組で組長とトップスターという関係になったことを誰よりもよろこぶ梨花さん。トップスターの紹介に愛が溢れています。

「まさかこのような形で紹介するとは思っていませんでした。雪組時代から大きく成長し、トップとして頼もしい姿を見せてくれている月城かなとがご挨拶申し上げます」

月城さんは照れまくり。組子たちもみんな笑顔で劇場中に多幸感が広がりました。

『万華鏡百景色』階段降り

麗(エトワール)

天紫・彩海・彩

礼華

風間(肩羽根)

蓮(歌無し)

鳳月(黒大羽根)

海乃(黒大羽根)

月城(
トップ特大羽根)

礼華さん、一人降りおめでとうございます。
お芝居では月城さんの同僚を演じ客席降りもありました。

歌は無いものの、とびきりの笑顔で降りてきた蓮さんに本日いちばん大きな拍手がおこりました。
最後の役は月城さんの母(白雪)を支えるキーパーソン。あたたか味のあるステキな人物です。

風間さんは期待されていた3番手羽根ではなく肩羽根でした。ですがこれはガッカリ案件ではなく栗田先生のこだわりによるものなのかと。(想像です)
お芝居もショーも客席に手拍子をあおり、月城さんの言葉じゃないですけど「今日も風間は絶好調!」でした。笑

『フリューゲル-君がくれた翼-』ざっくり感想

いや~、斎藤先生いろいろ詰め込みましたね。

生き別れた親子、命の恩人との約束、東西ドイツの統一、テロリストとの攻防、主人公たちの恋愛…

ギャクのような方法をつかって問題を解決して笑いが起こったりもしましたが、シリアスとの加減が絶妙で最後まで集中力が途切れることなく観られました。

マジメで堅物なヨナス(月城)と自由奔放のナディア(海乃)が気が合うはずがありません。

反発し合っていた二人がお忍びで町へ出かけ、過去を語り、心の距離を縮めていく過程が描かれていたのは良かったです。(車のナンバーがKT12-31(月城さんの誕生日)って、先生またこんなところで遊んで。笑)

チラシを取り出し「万華鏡百景色」の宣伝をするくだりは(先生に)言わされてる感アリアリ。ウケてましたがこのシーンは明日からアドリブになるのかな。それとも万華鏡ネタがつづく?

シリアスの6割をひとりで担い、ワルを演じたのが鳳月さんでした。
彼なりの正義が伝わるラストは必見です。

ベルリンの壁崩壊のときに夢奈さんのソロから始まり全員の合唱に発展する「歓喜の歌」は圧巻

生き別れた親子(白雪&月城)の再会シーンも感動的で、周囲からすすり泣きが。(ラスト10分に第九と月組が誇る名女優・白雪さち花をもってきた斎藤センセー大勝利)

東西を自由に行き来できるようになった人々が 希望をもって未来へ歩んでいくラストで幕。
オマケ映像があるので幕が降りてもすぐに立ち上がらないでくださいね。

ポスターが公開されたときにはまさかこんなグッとくる作品になるとは思いませんでした。

ただひとつ正直にいうと、昭和感ただよう衣装とアイドルソングはさすがにドイツと合わなさすぎてう~ん…でした。

(キャストごとの詳しい感想は2回め観劇後に記したいと思います)

「万華鏡百景色」ざっくり感想

栗田先生がつくるショーは オープニング→中詰→ラインダンス→群舞→デュエダン→パレードと、従来の形式を守ってはいるものの、

全体的には過去のどれとも違って『新しい宝塚』を見たという斬新さがありました。

ショーのテーマは『東京』
江戸時代の貧乏花火師(月城)が、花火の代わりに花魁(海乃)に渡した万華鏡にまつわる物語です

月城さんと海乃さんが江戸→明治→大正→昭和→平成令和と、シーンごとに転生していくのが面白い。(着物姿から白軍服、バンカラ衣装にキラキラカラスまで、まるで月城かなとファッションショー!オペラが手放せません)

鳳月さんの芥川龍之介「地獄変」は赤い布をつかった芸術性の高いシーンで息を飲むうつくしさ。
もしかしたら賞をとるかもしれませんね。
【余談】黒い服を着た男性2名が舞台に現れてジェンヌが奈落に落ちないように手を広げてガードしていました。これは初日のみの配慮でしょうか、次の観劇で確認します。

ほぼ全員による客席降りはとっても盛り上がりました。この公演で客席降りデビューを果たす下級生も多いのだそう。

デュエダンのあとにキスをして転生を繰り返した二人はハッピーエンドをむかえます。

ショーなのに壮大なラブストーリーを見ているようでラストはジーンとしました。

栗田先生は才能の塊ですね。やはくも次回作に期待が高まります。

お芝居もショーも完全オリジナルな公演は月城さんがトップになって初めてなのだとか。

両作とも『芝居の月組』を活かした見応えのある作品で良かった~。
これからどんどん深まっていくのが楽しみです。

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