8月19日、昨日の初日につづき↓
本日も月組公演を観劇してきたのですが、11時公演が終わってゾロゾロと改札へ向かっていると、
「ありちゃん（暁千星）が大羽根を背負ってんて！」という声が聞こえ、周囲はザワザワ…
暁千星代役・星組『1789』公演再開
暁千星がやり遂げた
16日から公演が中止されていた星組『1789』は、代役を立てて19日11時公演より再開されました。
開演アナウンスは礼さんの録音ではなく組長の代声。客席は割れんばかりの拍手だったとか。
ロナン・礼真琴→暁千星
カミーユ・暁千星→天華えま
ダントン・天華えま→碧海さりお
ラマール・碧海さりお→鳳真斗愛
暁さん、やり遂げましたね。
8年前の新公で構築した『世の中の底辺で生きる青年』をさらに膨らませた役作り。
親の理不尽な死により やさぐれた青年が、デムーランやロベスピエールとの出会いで覚醒し、革命を率いていく人物になっていく姿がリアルだったと。
代役をただこなしたのではなく、礼さんとは違う役作りでロナンを生き抜いたことが素晴らしい。
驚いたのは、暁さんが本編だけでなくフィナーレもパレードも真ん中を務めたこと。
そうです。センターで男役群舞を率い、舞空さんとデュエットダンスまですべてです。
「1789」代役フィナーレ
瀬央 歌唱指導
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暁＆娘役ダンス
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暁センター男役群舞
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暁＆舞空デュエットダンス
群舞では瀬央さんと、デュエダンでは舞空さんとアイコンタクトをとりながら、ひとつひとつの振りを丁寧におどっていたのだとか。
本編だけでも大変なのに、わずか3日ほどのお稽古でフィナーレまで礼さんの代役を務めるなんてスゴすぎます。
代役をやりきったスターたち
天華さんは最初からデムーランでした？という安定感。
鳳真さんは笑いをいっぱいとって客席を和ませ、碧海さんは持ち前の品を活かしてダントンを好演。
代役にともない階段降りも変更されました。
「1789」代役階段降り
詩（エトワール）
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鳳真・小桜・天飛
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碧海・有沙
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極美
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天華
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瀬央ゆりあ
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舞空（大羽根）
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暁（特大羽根ナイアガラ）
代役でトップ羽根を背負うこと
暁さんがトップ羽根を背負った件ですが、礼さんの代わりと分かっていても複雑な思いをされた方も多いのではないでしょうか。
暁さん自身もまさか2番手羽根より先にトップ羽根を背負うことになろうとは思いもしなかったでしょう。
物理的な重さもさることながら、みんなの気持ちが詰まった想い想い（重い重い）羽根を背負った暁さんに、特別大きな拍手がおくられたそうです。
終演後も拍手が鳴り止まず係員の誘導でやっと客席解散。
劇場の様子を想像しただけで泣けてきます。
【余談】将来暁さんがトップになって本当の大羽根を背負ったとき、今日のことが思い出されて涙なしでは見られないですね。
お茶会について
公演が再開された19日はいきなりマチネ＆ソワレの2回公演でした。
だけどジェンヌさんのお仕事はこれだけでは終わりません。
いくつかの会では終演後にお茶会が開催されたのだとか。
明日も2回公演終了後に予定されているところもあるそうです。
コロナ前までは当たり前に遂行されていたスケジュールですが、あらためて見ると本当にハードですね。
【余談】昔あるお茶会に参加したとき、ジェンヌさんが疲れすぎていて30分足らずで解散したことがありました。
本日行われたお茶会も 再開初日の2回公演後に大丈夫？と心配する声もありましたが、ジェンヌさんはキラキラと輝き、みんなが笑顔になる楽しい時間だったそうです。
トップスター休演という大ピンチを組子一丸となって乗り越えようとしている星組さん。
まずは無事に公演が再開できて良かった。
礼さんが戻ってくるその日まで、組子みんなが元気でやり遂げられますように。心から応援しています。