宙組トップコンビ全ツ&鷹翔千空 東上初主演に思うこと

宙組の別箱公演ラインアップが解禁されました。

トップコンビは全国ツアー。

そして鷹翔千空さん東上初主演決定で、100期以降の次世代布陣がターニングポイントを迎えたかたちになりましたね。

全国ツアーは『再会』!

桜木みなとさんと春乃さくらさん率いる全ツの演目は『再会』。

1999年の轟悠さん、2002年の朝海ひかるさん、そして2009年の柚希礼音さんと、歴代のトップスターが大切に繋いできた大人のラブコメディです。

桜木さんの持つ都会的な華やかさと、少しシニカルでありながら包容力のある持ち味は、御曹司ジェラールにぴったり。春乃さんが演じるクセの強い文芸員サンドリーヌとの掛け合いは面白いものになるでしょう。

ショーは竹田先生作の『Diamond IMPULSE』で、これは大劇場公演のショーをそのまま全ツにもっていくパターン。半年以上も同じショーをやり続けるのは大変ですね。

鷹翔千空 念願の東上初主演!

101期のパワーバランス

鷹翔千空さん、東上初主演おめでとうございます!

宙組生え抜きとして着実に歩んできた彼女が、ついにこの大きな階段を登ります。

今回の人事で特筆すべきは、101期生の「番手・序列」が、より明確になった点。

同期の礼華はるさんの2回目のバウホール主演、「なぜ東上ではないのか?」と疑問に思ったファンも多かったはず。しかし、今回の鷹翔さんの東上決定で、劇団の中の優先順位がはっきりと見えました。

現在の101期の勢力図を整理すると、縣千さん(雪組)が圧倒的先頭を走る、次期トップ有力候補。

鷹翔千空さん(宙組)は、今回ついに東上主演を射止め、縣さんに次ぐ「2番手争い」の最前線へ。

そして礼華はるさん(月組)は、バウ2回主演という堅実なステップを踏んでいるものの、東上のタイミングとしては一歩後退。

今回、鷹翔さんの東上が決まったものの、縣さんとは2年の差があり、これは宙組ゆえの遅れなのか、それとも劇団が、縣≫ 鷹翔 ≫礼華という構図で101期を育成していく方針が確定したのか判断が難しいところ。

と、それより気になるのは…

ヒロインは誰に?揺れる「相手役」予想

東上ヒロインが誰かということ。

宙組が誇るTHE・ヒロインの山吹ひばりさんか、月組から組替えしてきた実力派のきよら羽龍さんか、それとも安定感抜群の天彩峰里さんか!はたまた新公主演を果たした花恋こまちさん梨恋あやめさんの抜擢なるか?

個人的には、きよらさんに取ってもらいたいなと思っているんですけど、どうでしょう。

若手の勢いを取るか、安定の実力を取るか。これによって、今後の宙組の娘役人事の行く末も見えてきそうですね。

演出・菅谷元氏が描く新境地『酔いどれ御免!』

『酔いどれ御免!』の作・演出を担当するのは、期待の若手演出家・菅谷元(すがや はじめ)氏。

昨年雪組『ステップ・バイ・ミー』でバウホール演出デビューを果たしたばかりで、つぎは東上とは!演出家の育成も急務ですものね。

江戸時代を舞台にした「ファンタジー娯楽時代劇」。みどころは、何と言っても、鷹翔さんの「お人好しの下戸」と「荒々しい鬼」という二面性でしょう。

菅谷氏の持ち味である「キャラクターの心の機微」が、この極端な二面性を持つ主人公にどう息を吹き込むのか。鷹翔さんの高い演技力と相まって、単なるコメディに留まらない、切なくも熱い人間ドラマが期待できそうです。

今回の発表は、宙組の未来が着実に動き出していることを感じさせるものでした。全国ツアーでトップコンビが組の底力を見せ、東上で次世代スターが覚醒する。2026年後半、宙組から目が離せませんね。

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