東京月組「今夜ロマンス劇場で」新人公演ライブ配信感想・礼華はる、花妃舞音、彩音星凪

月組ロマ劇新公 月組

2022年3月10日


月組「今夜ロマンス劇場で」新人公演が本日ぶじに行われました。

月組の新公は本役さんとはまた違ったアプローチの役作りで新鮮!

配信の感想をお届けいたします。

月組「今夜ロマンス劇場で」新人公演感想

新公メンバーひとりひとりのお芝居が丁寧かつ大胆。

登場人物の心の動きを繊細に表現しつつ、それそれが個性を爆発させ、メリハリの効いた楽しい新人公演でした。

キャスト別感想

参考宝塚大劇場の新公感想はこちら↓

礼華はる・健司

タカラジェンヌの中でも異次元のスタイルで、とびきり垢ぬけたスターの礼華さん。
その礼華さんが昭和の青年をどう演じるのかとても楽しみにしていました。

月城さんからは「楽しんで演じてね」とアドバイスがあったそうですが、
新公に向かう一生懸命さが健司の不器用な頑張りと通じるものがあって、思わず応援したくなるような魅力がありました。

老年の健司がとくに良くて、優しいセリフ回しが健司と美雪の間に長い年月が流れたことを感じさせる素晴らしい演技でした。

「この新人公演をとおして皆様に夢をお届けしたい」という力強いご挨拶も良かったです。

花妃舞音・美雪


研2のヒロインに大いに期待していました。
その期待どおり、よくとおる声と体当たりの演技で活発で可愛らしい美雪を好演

物おじせず上級生の礼華さんとしっかりお芝居していて頼もしい。

最後の別れのシーンはしっとりと胸に迫る演技をみせ感動的でした。

健司の胸に顔をうずめる美雪を 健司がそっと抱きしめようと手を伸ばすところで暗転!という新公演出もステキだったなぁ。

彩音星凪・俊藤


彩音さんが登場すると画面がパッと華やかになり、まさにスターそのもの。

お稽古で上級生に指摘されたという大蛇丸風メイクではなく、どこからどう見ても二枚目俳優でカッコよかったです。お化粧研究されたのですね。

見せ場の「悪魔祓い」も彩音さんが一番楽しそうに踊られていて、こちらも思わず笑顔になりました。

人生の先輩として健司を励ますシーンは俊藤の器の大きさと包容力をしっかり出していて良い役者さんだなと。

七城雅・大蛇丸

研3の七城さん、こんな芸達者な人だったなんて。(←絶賛)

本役の暁さんをよく研究された役作りで大蛇丸の得体の知れない不気味さも醸し出しつつ、しっかり笑いをとっていました。

歌もお上手。これからが楽しみです。

一輝翔琉(狭霧)・蘭世恵翔(雨霧)

とにかく元気なお二人。
登場時から何かやってくれそうな気配がムンムン!

その予感は的中!
健司部屋のシーンで渾身のアドリブ。

狭(吹き矢をシュッ!)
雨「生きていけない」
狭「死ねばいい!
雨「隙ありっ!」

名作「エリザベート」をぶち込んだアドリブに大笑いしました。

真弘蓮・山中


活舌がよく歌詞もセリフもしっかり届き、余裕すら感じさせる舞台姿。

夢や恋に強気になったり弱気になったり…
等身大の青年を明るく爽やかに演じていて好印象でした。

セリフを言いながら塔子(結愛)が落とした帽子をさりげなく拾う一連の流れ。
こんな大舞台でサラッとやってのけるなんてお見事!

柊木絢斗・本多


大劇場の新人公演で柊木さんの演技がスゴイと話題に。
本当にお上手で「本公演で鳩三郎やってる人ですよね?」と疑ってしまいました。
なんでも出来る人なんですね。
柊木さんが登場すると舞台が締まり、新人公演の域を越えて素晴らしかったです。

月組「今夜ロマンス劇場で」
ぶじに新人公演が出来て本当に良かった。
101期のみなさん、新公ご卒業おめでとうございます。
今後ますますのご活躍たのしみにしております。

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