雪組東京公演「夢介千両みやげ/Sensational!」
ついに大千秋楽をむかえ
綾凰華さんがご卒業されました。
綾さんが組子たちに愛されているのが伝わってくる、あたたかくてステキな千秋楽でした。
雪組千秋楽
夢介千両みやげ
『なんせこの顔この器量、モテてモテてしょうがない』
このセリフを意識してなのか、朝美さんのアップが多かったのはサービスでしょうか。笑
退団する綾さんもたくさんアップで抜かれていて、悪七のいろんな表情がしっかり観られて嬉しかったです。
ほんとうは妻が大好きなところ、夢介に惚れこんで改心するところ、グッときました。
Sensational!
ショーは組子たちのアピール合戦がスゴかった。
いきなりプロローグで縣さんが綾さんに熱いハグ。
思わず「おぉ~」と画面の前で声がでました。
新公時代からずっと一緒にやってきた縣さんにハグされて綾さんも嬉しかったでしょうね。
諏訪さんはガッシリ肩組み。
和希さんはにこにこアイコンタクト。
そして朝美さんが綾さんの背中をポンと叩いて送り出すのを見たら、もう~、涙、涙。
銀橋で歌い終わったあと、床にそっと手を触れた綾さん。
劇場に別れの挨拶をされたのでしょうか。
神聖で尊い時間でした。
彩風さんとの銀橋背中合わせ
お二人とも良い表情していましたね。
このときのことを「もう背中が離れないかと思った」「脚が動かなくなったかと…」
とカテコでお話しされていて、
お二人にしか分からない崇高な時間だったんだなと。
綾凰華 ご挨拶
同期(98期)のお花渡しは 真彩希帆さんでした。
お花を渡したあと真彩さんが激励のガッツポーズ!
組子たちが笑い、場が和みました。
綾凰華さんご挨拶(ニュアンス抜粋)
「大切な雪組、心から尊敬する皆さんと舞台を作れたことは一生の宝です。わたしを宝塚に導き、すばらしい出会いと経験、そして学びの道を歩ませてくださった舞台の神様、ほんとうにありがとうございました。」
「明日からの新しい道が怖くないといえばウソになります。大切な場所や大切な方々と離れ、ひとりで歩むことに脚がすくみます。ですが、これまで夢中で生きてきた日々が明日からの光となって道を照らしてくれると信じています」
ジェンヌさんが退団後に不安を抱かれるのは当たり前のこと。
そんな不安なきもちを隠さず誠実にごあいさつする綾さん。
ムラの千秋楽でも「いつまでも舞台に立っていられるならそうしていたい」と本音を語られていました。
ほんとうに正直な方ですね。
いつまでも鳴りやまない大きな拍手。
綾さんはハニカミながら涙をこらえていました。
彩風咲奈 ご挨拶
彩風「千秋楽だけが特別なのではなく、どこかの一日が欠けてしまっても今日という日はやってこない。あのときの、あの日の、お客様との出会いがなければ明日の新しい出会いもやって来ない。すべての日々や時間をほんとうに愛おしく感じております」
彩風さんのご挨拶は ことば選びがとってもステキ。
「お客さま一人ひとりに感謝というお土産を贈りたい」と締めくくられました。
そのお土産ありがたく頂戴いたします。
どセンセーショナル!
カテコで雪組恒例のアレをすることになり…
彩風「あっぱれ雪組と言いましたら両手をあげていただいて…
~中略~
私がどっせいと言いましたら…
あ~っ?ま~ち~がえたぁ~??」
とっさに夢介の言い方になる田舎っぺ彩風さんが面白くて大笑い。
「失礼しやしたぁ~」と照れ笑いするのも可愛らしかったです。
「あっぱれ雪組!どっセンセーショナル!」で幕。
笑って泣いて人情味あふれるステキな千秋楽でした。
勇気をだして大きな一歩を踏み出す綾さんが
これからもずっとお幸せでありますようにと願っております。