悲しい出来事があってから8ヶ月。
公演数を減らしたり、組ルールの統一について検討がなされるなど、
生徒が置かれている労働環境についても、根強く残るパワハラ問題についても、改善がなされていると信じていました。
しかし本日週刊誌報道された内容に大ショック!
過重労働もパワハラも無くならない
コロナ感染の報告で一悶着
現役星組生の告発によると、今でも過重労働や上級生からのパワハラがある中で働いているのだとか。
というのも星組『RRR』の新人公演を目前に主演者が体調を崩し休演。
彼女の回復を待って2週間遅れで新人公演が実施されたのは記憶にあたらしいところだと思います。
復帰を果たした生徒は、初主演にもかかわらず堂々として素晴らしい出来でしたし、他のメンバーもパッションあふれる良い舞台を見せてくれました↓
何の問題もないように思いますが、
その裏では新公主演者の体調不良の件をめぐり、組内で一悶着あったそうです。
コロナに感染したことを劇団に伝えた新公主演者に対して、
「なんで言ったんだ、帰ってきたら殴ってやる!」「体調を崩しても言うな!」と上級生が激怒。
う~ん、これって激怒するようなことでしょうか。
むしろ黙っておけば感染が広がって大変なことになりますから、劇団に報告するのは当たり前の判断かと。
なくならないパワハラ
まだまだ現役星組生の告発は続きます。
過去に上級生の集団に取り囲まれ(俗に言うフェルマータ)、
「死ね」「退団しろ」「つねに生きていてごめんなさいという顔して生活しろ」と罵声を浴びせられたのだとか。
これがいつ行われたか詳しい時期は分かりませんが、もし今でも音楽学校時代からの悪しき習慣が残っているなら大問題です。
そして事件後の話し合いで学年関係なく意見を募ったところ、勇気を出して発言した下級生がいたそうです。
しかし話し合いが終わったあとに上級生がその下級生の悪口を言い、以降はだれも意見を言わなくなくなったと。
さらに最悪なのは、自主げいこでルールが守られていないことを組のプロデューサーに相談したら上級生に筒抜けだったこと。
案の定、上級生から「チクったのか」と責められる始末。
ほんと、このプロデューサーなにやってるの?
彼なりに良かれと思って上級生に伝えたのかもしれませんが、あまりにもお粗末な対応だったと思います。
一日もはやく
結局、パワハラ対策として組ルールを統一するという計画も、各組リーダーの意見が分かれて流れてしまったようですし、
頼みの綱のプロデューサーも、その役割を果たせていない。
亡くなった生徒さんの妹の手記に多くの人が涙したと思いますが、
あれから8ヶ月が経ったいまでも理不尽な目にあっている生徒がいるのだと思うとやりきれませんね。
パワハラや過重労働で苦しむ生徒にとって今回の改革は希望だったはず。
なのに改善されず、我慢し続ける日々を過ごすのは辛いでしょう。
どうか一日もはやく全ての生徒が安心して働ける環境が整えられることを願っています。
そして昨年11月に「爆弾を仕掛ける」と宝塚を脅迫した事件も、30代男性の書類送検というカタチで一応の解決を見ました。
しかし劇団にはひきつづき警戒を怠らず、明日からの宙組公演を安全に実施してもらいたいと思います。