星組全国ツアー公演が
9月19日より再開されることになりました。
この公演より有沙さんが復帰されます。
そして、ライブ配信の決定。
その他、星組関連のニュースについて思うことを記したいと思います。
尚、タイトルどおり、手放しに喜んでいる内容ではありませんので、読み進めご留意ください。
星組全国ツアー「モンテクリスト伯/Gran Cantante!」再開について
「公演再開うれしい~」
「配信楽しみ」
「休演は残念だけど代役はチャンス」
「英断」
「劇団に感謝の気持ちでいっぱい」
星組全国ツアー公演の再開に、よろこびの声があふれています。
ですが、単純によかったねと思えないのが私の本音です。
休演者7名
【休演者】
大輝真琴(91期)
綺城ひか理(97期)
天華えま(98期)
二條華(100期)
紅咲梨乃(102期)
乙華菜乃(106期)
飛翠真凛(106期)
公演再開と同時に発表された休演者を見ておどろきました。
7人も休演されるのですね。
彼女たちが感染した(または濃厚接触者)という発表ではありません。
しかし、なにかしらの事情で舞台には立てないということは明白。お察しくださいということでしょうか。
劇団の対応に思うこと
当初から劇団は感染者が出ても「関係者」とし、個人特定されないよう努めてきました。
ほかの劇団が陽性者の名前を公表して代役公演をやるようになっても、宝塚の方針は変わらず。
宝塚は個人名を公表せず、公演そのものをストップさせるという対応を取り続けてきました。
私自身、楽しみにしていた公演が突然中止になった悲しみで
『宝塚も代役を立てて公演すればいいのに』と思ったこともありました。
そりゃあ劇団だって生徒のこと、客のこと、スポンサーのこと、金銭面のことを考えれば、代役を立ててでも公演を実施したかったでしょう。
でも生徒のためにそれをしない劇団に、拍手を送っていました。
なのになぜ、いま?
ただでさえ大変な全国ツアーで、なぜ?
本公演で100人でやったショーを、35人でもカツカツなのに、それを代役も回して28人でやるなんて。
しかもホームの劇場ならまだしも、慣れない土地での短いお稽古。
あまりに厳しい状況ですね。
こうしている今も公演再開にむけ頑張っている全ツチームのことを思うと、胸が締め付けられます。
ではどうしてこんな過酷な状況で、公演を再開しなければならないのか。
公演再開に踏み切った理由は?
①収録がまだ
②収益面でのこと
③現地プロモーター、会場、協賛関係者との兼ね合い
④生徒のため、観客のため
⑤前例をつくるため
①まだ未収録だった場合、ブルーレイ販売やスカステ放送するためには、なにがなんでも公演を実施して収録する必要があります。
しかし、もし千秋楽公演がブルーレイ化されるとなると、綺城さんのヴォルフォールや天華さんのルイジパンパは見ることはできないということに。
すでに他の会場で収録されていることを祈ります。
④と⑤ 舞台をストップすることは生徒から経験と意欲を奪うということ。
客に精神的にも金銭的にも損失を与えてしまうこと。
世間のコロナ対応が変化していくなか、これ以上公演をストップさせても何もいいことはありません。
生徒の守り方にも変化が訪れたようです。
そこで、ついに劇団が方針転換するときがきました。
こんな過酷な状況の中でも、公演再開という結論にいたったのは…
『礼真琴率いる星組ならこの状況を乗り越えて、ぜったいに公演を成功させられる!』
という絶大な信頼によるものだと思います。
礼さんや舞空さん、瀬央さん、暁さんたち星組なら、予想をはるかに上回る素晴らしい舞台を見せてくれると、私も信じています。
信頼厚い星組だからこそ、この公演から新しいフェーズに入ったのかな。
配信は9月21日(水)13時からです。
尋常ではないプレッシャーと戦い、たくさんの人の思いを背負って舞台に立つ礼さん率いる星組を、心から応援したいと思います。
そして、代役を立てて公演する前例ができたとしても、今後、どの組もそれを経験しなくてすむよう「コロナ退散」を願っています。
最後になりましたが、休演者のぶじを祈るとともに、次回大劇場公演で、とびっきりの笑顔が見られることを楽しみにしています。