花組『鴛鴦歌合戦』のチケット売れ行きがちょっと…
と言っても悲観はしていないという話です。
大作が回ってこない柚香光に思う
柚香光トップ6作目
花組にはそろそろコメディをやってほしいと思っていたのでその点は嬉しいのですが、なぜこんな古いレトロな作品なのかといまだに疑問です。
某演出家のゴタゴタによるピンチヒッターとはいえ、小柳先生のオリジナル作品ではダメだったのでしょうか。
チケットの余りを示す◯△印を見て複雑な気持ちになりました。
柚香さんがトップになってもう6作目です。
はいからさんが通る
アウグストゥス
元禄バロックロック
巡礼の年
うたかたの恋
鴛鴦歌合戦
もちろん現在の柚香さんの人気もすごいものがありますが、
2番手時代の勢いからするともっと爆発的なブレイクを果たす予定だったと思うんですよ。
2番手時代の勢い
思い返せば柚香さんの2番手時代の勢いはすごかった。
はいからさんが通る・伊集院忍
ポーの一族・アラン
CASANOVA・コンデュルメル
花より男子・道明寺司
当たり役をつぎつぎに連発して 雪だるま式にファンを増やしていった2017年~2019年ごろ。
しかし今はその勢いが停滞しているように思います。
と言っても もちろん柚香さんのせいでは無いのは明らか。
問題なのは作品選び
トップになって「さぁこれから!」という時に始まったコロナ禍。
とくに花組は公演中止が重なってしまい観劇できなかった人が多いとということも影響していると思います。
そしていちばん大きな原因は作品ではないでしょうか。
JOSEPHのイメージキャラクターを務めるスタイリッシュな柚香さんには、『オシャレな二次元的なキラキラ作品』を希望する人が多い中、
当てられた作品はというと…
悲しみのコルドバ
フィレンツェに燃える
うたかたの恋
2人だけの戦場
新解釈というと聞こえはいいですが、柚香さんや花組の力に頼った リメイク作品ばかり。
大作を当てればいいというものでもありませんが、柚香さんに回ってこない理由はなんなのでしょう。
柚香光の任期折返し
そしてもうひとつ気になるのが柚香さんの任期です。
次回の別箱で礼真琴さんのように休養するのかなと思っていたら、まさかのコンサート。しかも永久輝せあさんが全国ツアー。
着々と次期体制にむけて進んでいっているようにも思えるわけで、このまま退団していってしまったらと、ただただ焦ります。
だけど人気があり、大手スポンサーがついている柚香さんがあっさり退団するとは考えられず、
それこそ願望も込めて7作目に大作(1本物)が当てられるのではと。
1本物であろうと2本物であろうと、演目のアタリハズレについては演出家の人材不足が大いに関係していると思いますが、そこは劇団のプロデュース力の見せどころ!
そろそろ本気で柚香さん率いる花組に見応えのある作品を切に願います。
最終的には
ハマリ役という点では 鴛鴦歌合戦の『イケメンだけど情けない貧乏浪人』はハマリそうですね。
現在チケットの売れ行きには苦戦しているものの、公演がはじまってからジワジワ人気がでて、
最終的には多くの人に柚香さんや花組の魅力を知ってもらう作品になることを願っています。