出演者の体調不良により異例の後半(2幕)中止となった星組東京公演『1789』。
18日以降の公演については17日に発表するとありましたが16時を過ぎても発表はなく、あぁこれは再開に向けて調整しているんだなと。
しばらくして8月19日11時公演より再開と、礼真琴さんの休演&それにともなう代役が発表されました。
星組『1789』代役公演
劇団の決断
礼さんが望んで実現した『1789』は、VISAが協賛し衣装も一新、新曲も書き下ろされ、小池先生が今の星組に合うように描き直した今年の目玉公演です。
株主総会では、長期中止による代役公演の実施についてや、当日の中止発表への不満が爆発。
それを受けCEOが「チケットが無駄になるよりも代役公演を積極的にしたい」と発言したのは記憶にあたらしい。
まさか2ヶ月後に実行されることになろうとは!しかもトップスターの代役公演になるなんて。
いくら代役稽古が行われているとはいえ、フィナーレやパレードの問題もありますし、劇団もよく決断したなと。
礼真琴の休演に思う
発表を見た個人的感想は、やっと礼さんが休める。です。正直胸をなでおろしました。
礼さんが満身創痍なのは2幕中止という状況を見ても明らか。
気合で乗り越えるとかそういう次元ではなく、しっかりと休養をとったり適切に対処しなければ回復への道はとおいように思いました。
同期の瀬央さんが星組ラストなだけに公演に穴をあけることは無念だと思います。
ですが今は体を休めることが先決。
星組には暁さんや天華さんをはじめ、玉突き代役を立派に務められるすばらしい人材がいる。
礼さんがいままで組子ひとりひとりをしっかり導いてきた証だと思います。
暁千星はじめ代役メンバーに思う
ロナン・礼真琴→暁千星
カミーユ・暁千星→天華えま
ダントン・天華えま→碧海さりお
ラマール・碧海さりお→鳳真斗愛
まさか暁さんもこんな形で新公思い出再演をすることになるとは思わなかったでしょう。
いくら2015年の新公(研4)でロナンを演じたといっても2幕とおしの経験はありませんし、星組とは演出もちがいます。
代役稽古をやっているとはいえ、本舞台でやることのプレッシャーたるや。
暁さんの現在の心境を想像するとこちらまで胸が苦しくなります。
でも、月組時代『エリザベート』の代役公演(美弥るりか休演に伴う月城かなとフランツ&風間柚乃ルキーニ)に携わった暁さんは、こういうときこそ組が団結することを知っている人です。
輝月ゆうまさん(ペイロール)の存在も心づよいでですね。
暁さんらしい のびのびとしたロナンを演じてもらいたいなと思います。
デムーランを演じる天華えまさんは冷静さと舞台度胸を持ち合わせた実力者。
こういうピンチのときこそ本領を発揮できる人なので期待しかありません。
碧海さりおさんと鳳真斗愛さんは役の切り替えが難しいとは思いますが、実力を発揮してやり切ってもらいたいです。
星組は全ツ『モンテ・クリスト伯』でも代役公演を経験していて、フィナーレで瀬央さんが他の人の歌までうたってカバーしていました。
あのときも星組のパワーと団結力はスゴかった。
今回フィナーレやパレードの演出はどう変わるのでしょうか。
変更点もふくめ、きょうも瀬央さんや舞空さんが中心となってお稽古が行われるのだと思います。
これまでどんな困難もパッションと団結力で乗りこえてきた星組さん。
今回その中心に礼さんはいないけれど、礼さんから受け継いだ「やったるで精神」でやり遂げてくれるのではないかと期待しています。
そしてなにより礼さんの安穏とご回復を心から願っています。