文春第9弾における花組の内容が本当だとしたら、初日の幕を開けることすら難しい状況でスタートした柚香光スペシャルコンサート。
しかしそんなことは微塵も感じさせない柚香光さんと花組生のイキイキとしたパフォーマンスに大感動。
『BE SHINING!!』配信の感想を記したいと思います。
柚香光コンサート『BE SHINING!!』配信感想
壮大な柚香光サヨナラショー
柚香さんの壮大なサヨナラショーと言われるだけあって、これでもかというくらい過去の出演作が目白押し。
初日を観たときは会場の雰囲気に圧倒されてアッという間に終わってしまいましたが、
配信では当時を思い出しながら一曲一曲じっくりと聴くことができました。
初舞台『アムールそれは…』で柚香さんの水際立ったお顔に目が釘付けになったこと。
『ル・パラディ』のフィーで柚香さんのお名前を認知したこと。
『エリザベート』新人公演、歴代最高のビジュアルと称された柚香トートが今も忘れられないこと。
『新源氏物語』『ポーの一族』、『あかねさす紫の花』、『メラコリックジゴロ』『はいからさんが通る』など、
役に恵まれた2番手時代の作品はどれも名作ぞろいでした。
その中でも『はいからさんが通る』は好評を博し、大劇場のトップお披露目作品にも選ばれたわけですが、まさかのコロナ禍突入。
ここから約4年にわたり花組は公演中止の恐怖に苦しめられることになるなんて当時は思いもしませんでした。
『ファッショナブルエンパイア』『アンシャントマン』『クールビースト』
柚香さん主演のステキなショーを多くの人が生で観られなかったことが悔やまれます。
自分を開放する星風まどか
柚香さんのコンサートではありますが、星風さんのスゴさを目の当たりにしました。
出演していない作品の曲でも楽々と歌いこなし、『エキサイター』のアイドルシーンはとびっきり可愛いですし、『私が踊るとき』は貫禄タップリ。
歌もダンスもトークも出すぎず引っ込みすぎず、絶妙な塩梅で柚香さんに寄り添って、まさにプロトップ娘役。
そんな彼女がパレードの組子紹介で、柚香さんに抱えられて大はしゃぎしている姿に、自分を開放できるようになって良かったねってジーンとしました。
【余談】今となっては笑い話ですが、『Beautiful Garden』の雨傘のシーンや『メランコリックジゴロ』で柚香さんと舞空瞳さんが組んでいるのを見て、もしかして(トップコンビとしての)相性を見ているのかな~なんて思ったこともありましたね。笑
日替わりゲストコーナー
配信回のゲストは聖乃あすかさん(100期)でした。
トークの内容は柚香さんと聖乃さんが一緒に旅したハワイでの出来事。
聖乃さんは初海外の記念に奮発してサングラスを買い、意気揚々とビーチへ向かったのですが、
サングラスが大きな波に流されてしまって、必死で探したけれど見つからず。
落ち込んでいたところに『柚香光』という救世主現る!!
砂に埋まっていたサングラスを、柚香さんが波が引いた瞬間を狙って捕獲したのだとか。さすがですね。
そのサングラスは『クールビースト』で使われていたそうです。
とっても仲が良さそうに思い出話しに花を咲かせる柚香さん(95期)と聖乃さん(100期)。
いまでこそ学年差を感じさせないおふたりですが、『CASANOVA』では本役さん(2番手)と新公さん(研6)だったんですね。
あれから4数年が経ったいま、Wコンデュルメルはまさにドリーム企画。
神ビジュアルのおふたりは画面越しでも眩しかったです。
『BE SHINING!!』は否が応でも柚香さんの退団を意識させられて切なくなるシーンもありましたが、
下級生の活躍が目覚ましく、花組の未来は明るいと感じるコンサートでもありました。
いよいよ明日、東京千秋楽ですね。良い千秋楽になりますように。
そして12月10日から始まる神戸公演もぶじに駆け抜けられるよう祈っています。