芹香斗亜さんの退団公演となる『宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle』お稽古真っ最中の宙組。
次期トップ発表目前のいま、『果たしてこの過渡期にある宙組を率いることになるのは誰か』という話をしたいと思います。
桜木みなとか、水美舞斗か、宙組次期トップ予想
根強い水美舞斗 宙組落下傘説
言うまでもなく、宙組次期トップは桜木みなとさんでしょう。
宙組悲願の生え抜きトップとして育成され、もうすぐその栄光を掴もうとしてい桜木さんに横槍を入れる人などいないように思います。
だけどそれじゃあ宙組の空気は入れ替わらない！というご意見も分かりますし、水美舞斗さんの落下傘説が根強いのもそういう理由からでしょう。
しかしいまとなっては宙組の立て直しに外からトップを入れるには遅すぎるんですよね。
さすがに再開公演『ルグランエスカリエ』から合流するのは無理だったとしても、もし劇団が水美さんを宙組次期トップにするつもりがあるなら、せめて全国ツアーには同行させたでしょう。
いくらなんでも『はじめましての組』でいきなりトップを張れなんて酷すぎますし、まして、いまの宙組は特殊な事情持ち。
水美さんにはいずれどこかでチャンスを掴んでほしいとは思いますが、それは今ではないのかなと。
そもそも同期で正2番手の桜木さんの上に水美さんが降るというのは無理がありますし、水美さんを迎えるのならば、それまでに桜木さんを他組へ異動させる必要があったハズ。
それでも本命は…
そいうことで『水美舞斗落下傘』に至らない理由が山ほどでてくるわけですが、そりゃあそうです。
劇団が『当面の間は組替えはしない』と公言し、組の立て直しを人の入れ替えではかるのではなく、現メンバーで自浄作用をはかるという考えだからです。
つまり、桜木さんが順当にトップに就任するだけでなく、瑠風輝さんは2番手に上がるでしょうし、鷹翔千空さんは3番手昇格するということ。
さらにその下には4番手の風色日向さんに、宙組期待の亜音有星さんと続き、安定はしていますが、玉突きでひとつづつ番手が繰り上がるだけで路線渋滞は相変わらず。
これじゃあ経験できるものも経験できませんよね。
他組の様子を見ると、聖乃あすかさんの（凪七登板による）2番手羽根逃し、極美慎さんの東上おあずけなど、なんとなく人事の調整にかかっていることから、来たるべきシャッフルについて準備がなされているようにも思います。
が、やはりネックは万博です。
アンバサダーの100期勢ももう研11。
果たしていつまで人事を硬直させておくつもりなんでしょう。
とにもかくにもまずは世代交代をさせた宙組を安定させてからという考えなのかもしれませんが、もどかしいですね。
と話しが逸れましたが、わたしの中で宙組次期トップは桜木さん一択！ということに変わりはありません。
宙組悲願の生え抜きトップ誕生と、桜木＆春乃の生え抜きコンビ誕生という祝祭に彩られる日も近いのかなと。
その日を楽しみに待ちたいと思います。
そして次回作の発表が待たれる水美さん。
95期同期共演も嬉しいですが、あっと驚く主演作がきたらいいですね。
ひきつづき水美さんの活躍を楽しみにしています。