2022年を振り返るシリーズ
星組・瀬央ゆりあさん
月組・鳳月さん
宙組・潤花さん
に引き続き
2番手羽根を背負って歓喜に沸いた
花組・水美舞斗さんの活躍を振り返り
思うことを記します。
2022年・水美舞斗の活躍
疑問の残る花組100周年記念公演
水美さんの2022年は
『元禄バロックロック/ The Fascination!』
東京公演からスタートしました。
敵役を一手に担ったコウズケノスケ
とってもカッコ良かったですね。
水美さんがツバキ(星空)のお膝をなでなでする瞬間をとらえようと、客席のオペラが一斉に上がったあの光景が忘れられません。笑
花組100周年のために作られた
『The Fascination!』
水美さんの存在なしでは成立しないほど見せ場の連続でした。
だからこそ、『なぜこの公演で2番手羽根を背負わせなかったの?』と、いまだ疑問の残る公演でもありました。
しかし、ここからの水美さんの活躍はすごかった。
久しぶりのコメディにノリノリ
3月『TOP HAT』ホレス・ハードウィック
柚香(95期)×星風(100期)
水美(95期)×音(100期)
95期と100期のカップルが掲載された
ポスターが大きな話題に。
水美さんはなんだかんだ言って
妻(音)のことが大好きな夫を楽しそうに演じられていました。
ちょっぴり残念だったのは
宝塚きってのダンサーなのにタップのシーンがなかったこと。
きっと水美さんも踊りたかったでしょうね。
『やけくそタップ』にその思いが込められていたような…笑
輝月さんとの同期共演も実現し
お二人のやりとりが面白すぎて笑った笑った。
4月には星風さんと共に
GRAPH(4月号)の表紙を飾りました。
2番手羽根を背負い歓喜!!
6月『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜Fashionable Empire』
大階段上に水美さんのシルエットが浮かび上がった瞬間、客席ザワザワ!
2番手羽根を背負い、階段を降りてきた水美さんがお辞儀すると、客席から割れんばかりの大拍手。
柚香「水美の、ね、羽根が…」
組子たち「フゥ~ッ!」
水美さんの瞳に光る涙。
今思い出しても心が震えるほど感動した初日でした。
『巡礼の年』
辛抱役のショパンを
しっとりと控えめな口調であたたかさを滲ませ、さすがの演技。
番手だけでなく、舞台人としても
ステップが上がった公演だったと思います。
『Fashionable Empire』
柚香さんとのダブル高速リフトが話題になりました。
しかし全国ツアーはこんなもんじゃなかった。
10月の全国ツアー、、を語る前に…
7月、歌劇(7月号)の表紙を飾り正2番手の基盤固め完了。
そして10月全国ツアー
『フィレンツェに燃える/Fashionable Empire』
高速リフト、高速過ぎません??笑
本公演よりもスピードも回転数も上がって
クルクルクル~。
あれだけ踊ったあとのリフトは大変なハズなのに、
サービス精神旺盛の柚香さんと水美さんが、観客を楽しませようと奮闘する姿に胸が熱くなりました。
『フィレンツェに燃える』
正直、作品自体は微妙でしたが
水美さんが演じたレオナルドは作品を引っぱる良い役でした。
あんなにお芝居で泣く水美さんを見たのは初めて。
そんなにも心動かされる役に出会えて良かったですね。
水美さんが正2番手になって約半年…
羽根を背負ってしまったゆえに
序列がハッキリしてからというもの、組の安定感が増したように思います。
花組がこれからますます充実していくことは間違いありません。
トップ・柚香光
2番手・水美舞斗
3番手・永久輝せあ
正2番手になった水美さんの進退が気にならないといえば嘘になりますが、
今年は羽根関係で心が忙しかったので、来年は(突発的人事で)波風が立たないことを祈るばかり。
水美さんを、花組を、心穏やかに応援できること願っています。
ところで
柚香さん、水美さん、永久輝さんが特集された
12月14日発売『anan』ご覧になりましたでしょうか。
皆さんそれぞれに美しく、内面を掘り下げるようなインタビューも読みごたえがあり大満足の内容です。
今年最後にスゴイのきましたね。まだの方はぜひ。
エネルギー溢れる舞台姿と、繊細で心優しいお人柄で、たくさんの人に愛される水美さん。
2023年は、どんな役と出会うのでしょうか。ショーの活躍も楽しみです。
まずは元旦から始まる
『うたかたの恋/ENCHANTEMENT-華麗なる香水-』
ぶじに初日の幕が上がり
花組悲願の東西完走が叶いますように。