花組大劇場公演
「巡礼の年/Fashionable Empire」
千秋楽ライブ配信視聴しました。
組子の熱演と全身全霊のダンスに大感動。
退団者のすがすがしいご挨拶に心が清められました。
そしてとにかく柚香さんがスゴかった、
柚香さん率いる花組が最高だった、
という千秋楽の感想を感情のままに記します。
花組千秋楽感想
3年前の7月11日
3年前の7月11日は柚香さんの次期花組トップが発表された日でした。
柚香さんは言わずとしれた花組御曹司。
慣れ親しんだ仲間とともに、順風満帆なトップ人生が始まるのかとおもった矢先のコロナ。
度重なる公演中止、悔しさをにじませながらも気丈に振る舞う姿に何度も涙しました。
そして柚香さんが組を率いて、あれよあれよという間に大劇場4作目。
本日のライブ配信視聴して、柚香さんのエンターティナーっぷり、組のリーダーとしての器の大きさに感動しました。
「巡礼の年」「Fashionable Empire」感想
柚香さん
見ていて苦しくなるほどリストに憑依。
カッコ良くてステキで、でも危なげでかわいそうで、柚香リストの全てが愛おしかった。
ピアノを弾く美しい手元がアップで映ったのは、カメラさんに感謝ですね。
お芝居の素晴らしさは語るまでもありませんが、この公演で一番驚いたのが歌。
音域の広い曲もしっかり声がでいて、本当に喉が強くなったなぁと驚きました。
トップとして貫禄が出てきた柚香さんですが、ショーで水美さんと足を踏み合ってワチャワチャ。
いまだに可愛い姿を見せてくれるの嬉しい。
水美さん
やさしくて清らかな魂の持ち主ショパンがピッタリ。
静の演技から一転、ショーで躍動感のあるダンス最高です。
おどりながらニコニコ音さんや飛龍さんにアイコンタクトとっていて、こちらも幸せな気持ちになりました。
星風さん
繊細なお芝居がアップで捉えられ、マリーの心情が手に取るように伝わってきました。
配信の醍醐味ですね。
お芝居もショーもずいぶん大人っぽくなった星風さん。
そろそろ花組でも大作海外ミュージカルのヒロインお願いします。(劇団に届け!)
永久輝さん
リストを説得する歌も、ショーの Fly Me to the Moonも、劇場で生で聴いてもお上手です。
その歌を配信のクリアな音源で聞くと、さらにその巧みさが伝わってきて流石だなと感心しました。
聖乃さん
「千秋楽いくぜーっ!」カッコ良かった~。
すっかり男役度が上がり頼もしい存在になり、嬉しいと同時に、もう一回くらいフェアリーほのかを見たい気も。(何を言ってんだか、スミマセン)
柚香光と退団者
柚香さんのご挨拶は、時間の制限があるのかなと思うほどあっさり。
ですが、ぶじに千秋楽をむかえることができた喜びや、ファンへの気遣い、退団する仲間を想うステキな言葉であふれていました。
芹尚さん
「皆さまの前でご挨拶させていただけることを有難く思います」
と感謝を述べられました。
7月11日は芹尚さんにとってもう一つ特別な日でもあります。
「ハッピーバースデー」と柚香さんから粋なサプライズ。
客席から大きな拍手がおこっていました。
音さん
「卒業を決めた日から、いろんなことが愛おしくて楽しくておもしろくて…」
と笑いを誘いつつ、東京も限界を超える作業をつづけたいと。
努力家な音さんらしい素晴らしいご挨拶でした。
そんな音さんに何をさせるねんっていう柚香さんの無茶ぶり。
カテコで涙につまり言葉がでてこない音さんに、
柚香「それでは音くり寿が皆様に感謝の気持ちを美声にのせてお送りいたします。どうぞっ!」
音「(エアマイクをにぎり歌いだす振りをして)なんでやねんっ!!」
柚香さんと音さんのプチコントに笑いました。
飛龍さん
「楽しいことばかりではない、悔しいことも前を向けなくなったこともありました」
と過去を振り返りつつ、ファンへの感謝を。
自慢の同期だと峰果さんのお名前をだして、峰果さんテレ笑い。
柚香さんが「つかさは余興がすばらしいんです」と。
そんなことを言われて何もやらないワケにはいきません。
飛龍「ちょっといいですか!おまえの居場所は、このタカラヅカだっ!!」
柚香さん手をたたいて喜んでいました。
飛龍さんも音さんもサービス精神たっぷり。たのしかったです。
柚香「全員で舞台に立てて幸せです。激動の時代を生きている私達。みなさまも日々戦い続けてらっしゃると思います。感謝の気持ちと皆さまのご健康とご多幸をお祈りして花組ポーズをさせていただきます」
花組ポーズの掛け声は「花組、最高」ではなく、
柚香「わたしたち、みんな~」
全員「最高!!」
でした。幕。
笑いと涙と感動の千秋楽が終わりました。
柚香さん率いる花組の充実っぷりは目を見張るものがあります。
さらに進化を遂げる東京公演も、ぶじに完走できるよう心から祈っています。