花の道の桜が満開の本日、
月組大劇場公演『Eternal Voice/』をSS席で観劇してきました!というレポ記事を書こうと思っていたのですが、
公演終了後にスマホを開くとヅカ友さんから32件のメッセージが届いていてビックリ!!
舞空瞳さんの退団が発表されたのですね。
星組トップ娘役・舞空瞳が、2024年12月1日の東京宝塚劇場公演 『記憶にございません!Tiara Azul -Destino-』の千秋楽をもって退団いたします。
宝塚歌劇団HPより
星組トップ娘役・舞空瞳の退団発表
娘役が8作ともなると、その去就はいつ訪れてもおかしく有りません。
って心に留めていたハズなのにな~。油断していました。
というより、昨日の東京千秋楽では、礼真琴さんの様子が気になったていたので、てっきり礼さんに何か変化があるかもと思い込んで、舞空さんの単独退団はノーマークでした↓
なので結構ショックを受けています。
星組で単独退団は何年ぶりでしょうか。
ざっと5代さかのぼっても同時退団ばかり。
・紅ゆずる✕綺咲愛里
・北翔海莉✕妃海風
・柚希礼音✕夢咲ねね
・安蘭けい✕遠野あすか
・湖月わたる✕白羽ゆり
舞空さんの単独退団は、檀れいさん(2005年)以来という衝撃。
実に16年ぶりの異例の人事となりました。
輝かしい宝塚人生
舞空さんは102期の首席として鳴り物入りで花組に配属。
2年目にしてタイトルロール(『ハンナのお花屋さん』のハンナ)を取り、
その後は立新人公演ヒロイン&全ツヒロインと抜擢つづき。
当時は歌も芝居も荒削りだったけれど、とにかく類まれなダンス力と、誰とでも似合わせられる抜群のヒロイン容姿で、
明日海りおさん、芹香斗亜さん、柚香光さんら、『舞空瞳争奪戦』が繰り広げられたほど。
けっきょく星組に異動し、劇団期待の超大型スーパースター・礼真琴さんの相手役になったわけですが、
約5年のトップ人生において、宝塚の名作とよばれる作品で多くのヒロインを演じ、役には恵まれていたと思います。
「ロミオとジュリエット」ジュリエット
「王家に捧ぐ歌」アイーダ
「ディミトリ」ルスダン
「1789」オランプ
「ME AND MY GIRL」サリー
『ディミトリ』ではタイトルロールでしたしね。
就任当初は苦手意識があったように思うトークも、場数を踏み、自分の思いをステキな言葉でいい表すことができるようになりました。
そして専科の凪七瑠海さんと組んで全ツを回ったり、
礼さんの休演中に、ただひとり『トップ』という肩書を背負って水美さんや暁さんと一緒に博多座公演の成功に貢献したり、
その功績は計り知れません。
主役となるサヨナラショー
なので最後くらいは舞空さんが主役になるサヨナラショーがあってもいいのかなと。
もちろん添い遂げもステキですが、
『舞空ファン』としては、何がなんでも添い遂げてほしかったというつもりはなく、
新たな1歩を踏み出すタイミングを舞空さん自身が決められたことは良かったなと思います。
そしてMSはもちろん、単独のサヨナラショーをとてつもなく楽しみにしています。
ただね、『ことなこファン』としては正直複雑な思いもあります。
添い遂げしないことが分かっていたなら、味変は必要なかったハズ。
なぜ3作も連続で別箱を分けたのでしょう。
それだけでなく、近年ビミョーな関係性の役が続きましたよね。
舞空さんにはフィアンセがいて、やたらお友達を強調した『RRR』。
ことなこが死に別れた『1789』、同じく悲しい結末を迎えた『ディミトリ』。
そしてラスト公演となる『記憶にございません』も、残念ながらコンビ萌えは期待できそうにありません。
本当にこの作品で辞めてしまうの??なんて未練がましいことを言いたくもなりますが、
せめてショーは見せ場となるシーンがたくさんあればいいなと。
そして個人的にはロミジュリのデュエダンのような、『ことなこ』にしかできない神がかったデュエットダンスが もう一度見られることを願っています。
竹田先生、お願いしますよ~。
また明日、退団会見を受けて舞空さんへの思いを記したいと思います。