真風さんと潤花さんが退団を発表をしてから3週間が経ちました。
退団発表後の真風涼帆&潤花について思うこと
真風涼帆が背負うもの
東京公演『HiGH&LOW/Capricciosa!!』を観劇したのですが
トップコンビの退団発表後ということもあり、良い意味で組の雰囲気が変わったなと感じました。
思い返せば、退団に至るまでの経緯を
とても丁寧に説明したことに驚いた真風さんの退団会見。
『トップになり常に退団時期を意識し、劇団と相談して2022年を目標にしていましたが、コロナで大幅なスケジュール変更があり、2023年6月に決まりました』
真風さんの去就については
星風さんが専科→花組に移動したころから話題にのぼりはじめ
その後は次作が発表されるたびに過熱していきました。
真風さんといえば研3で新公主演に選ばれた超大型スター。
劇団の期待どおり順調にスター街道をあゆみ、研12でトップ就任。
和央さん以降トップが短期で入れ替わる宙組において、組の安定をはかるため、真風さんの任期は最初から中~長期で想定されていたのでしょう。
実際、真風さんがトップとして公演を重ねていけばいくほど、組の充実度は上がっていきました↓
コロナ禍の大変な時代において
賢くて誠実で人望も厚い真風さんがトップとして存在していたことは
劇団にとっても大きな安心材料だったのではと思います。
宝塚ファンからも
『真風さんに辞めてほしいわけではない。だけど、2番手期間が長すぎる芹香さんも報われてほしい』という意見が多かった。
その他、どんな声が真風さんに届いていたかは想像でしかありませんが、
公の場で真風さんがご自分のことばで経緯を説明できたことや
苦しかった胸の内を、ようやく話せたことは良かったんじゃないかな。
『長い宝塚人生のなか、立ち止まったり逃げ出したくなったりする瞬間もありました』
退団会見という大仕事を終え
旅立ちの曲を清々しそうに歌う真風さんを見て、少し背負うものが軽くなったのかなと感じました。(個人的主観です)
そして当然、真風さんが変われば潤花さんも変わる…と思いきや!
潤花は潤花
良い意味で潤花さんは潤花さんでした。笑
パーンと明るくてダイナミック
陽のオーラがキラキラまぶしいほど。
東京でも「出ちゃった!」がウケていて好調です。
彼女の舞台姿をみると元気になれますね。
ただ、退団するとはいえ
潤花さん(102期)はまだ研6なので
歌やお芝居に伸びしろがあるのは確か。
それに退団後、外部で活躍するには
それなりのキャリアを積んでからの方が…とも思うのですが、
たった4作で退団してもいいと思えるほどの相手役と出会えたことは幸せですね。
『カジノロワイヤル』ラストデーで
真風さんと添い遂げるという夢が叶ったとき、潤花さんが見せるのは満面の笑顔なのか、感動の涙なのか。
そんなことを想像しながらデュエダンを観ていました。
【余談】真風さんが芹香さんに潤花さんを託す演出は匂わせではなかったのですね。(てっきり…)
芹香斗亜ら組子について
『HiGH&LOW』は
桜木さん瑠風さん、鷹翔さんら
今後番手が上がるであろう路線スターの存在感がさらに増したように思います。
『Capricciosa!!』は真風さんにとって最後のショーになったため、組子たちの真風さんを盛り上げよう感がスゴイ。
エネルギーが真風さんに集まっていて、なんども胸が熱くなりました。
【余談】そういえばタカラジェンヌの運動量に感心したHIROさんが『東京公演でたくさん差し入れします』と仰っていました。歌劇かグラフで差し入れがアップされると嬉しいな。
これは大劇場のときから感じていたのですが、芹香さんの余裕と貫禄たるや!
もしかして次期トップが決まったのかな?
相手役はだれ?
お披露目の作品は?
またまた先走ってしまいました。
このあたりの考察はまた改めて。
『今このメンバーでしかできない、この作品を、毎日たいせつに噛みしめていきたい』
初日のご挨拶にもありましたように
真風さんが作り上げた今の宙組を
しっかり心に留めておきたいと思います。
そして本作で退団される留依さんたちが
最後まで幸せな時間を過ごせますように。