宝塚歌劇団の生徒が自死したことに関して口を閉ざしているOGが多い中、89期生の七海ひろきさんが心情を語った動画が話題になっています。
七海ひろきのお気持ち動画
亡くなられた生徒さんとご遺族にお悔やみの言葉を述べられた七海ひろきさん(89期)。
「すべて個人的な感想です」と前置きしたのちに、
いかに宝塚歌劇団が閉ざされた世界なのかということや、
生徒たちの中にもジェネレーションギャップが生じていたのではないかというお話しをされました。
そして、ただ思いを語っただけでなく、改革に二の足を踏む劇団に対して進言するひとコマも。
「宝塚が続いていくためにも、これからの生徒さんの未来のためにも、劇団が誠実に向き合って本気で改革に取り組んでくださることを心から願っています。昔のままで止まっている環境なので、時計をちゃんと動かして令和の時を刻んでいっていただきたい」
宝塚ファンへのメッセージとして、最後はこう締めくくりました。
「こんなことを言うのは不謹慎かもしれませんが、わたしは宝塚で素晴らしい仲間や作品に出会えてよかったと思います。どうかみなさん、宝塚歌劇団を諦めないでください」
『閉ざされた世界』
元タカラジェンヌたちだけでなく、ご遺族側の弁護士や報道記者たちも口をそろえて使う言葉です。
それだけ宝塚歌劇団というところが異質な世界なのでしょう。
水美舞斗と瀬央ゆりあ 外部公演お稽古中
これまで頑なに外部接触を避けてきた劇団が、なぜか今年に入って専科生の外部出演に積極的です。
とはいえ美穂圭子さんや凪七瑠海さんの場合は外部といってもOGがらみ。
しかし『HiGH &LOW THE戦国』で水美舞斗さんと瀬央ゆりあさんの正真正銘の外部出演が決まったときには心底驚きました。
「楽しみ!」「外部に出るくらいなら劇団の公演に1公演でも多く出演してほしい」…
賛否両論ありましたね。
公演場所が歌舞伎町という土地についてもファンの思いは様々で、ひと悶着あったことは記憶にあたらしい。
その『HiGH &LOW THE戦国』ですが、来月29日に初日を控えているものの、
当然、NOW ONや座談会はありませんので、水美舞斗さんや瀬央ゆりあさんの活動を知るすべはありません。
ところがある人のSNSでおふたりの近況を知るところとなりました。
『HiGH &LOW THE戦国』出演者のひとり、久保田創さんがSNSに投稿した稽古場の様子です。
「宝塚のお二人の殺陣がどんどん素敵に」
水美さんと瀬央さんが殺陣に奮闘していることや、お稽古が順調に進んでいることが推測されます。
現役のタカラジェンヌでありながら『閉ざされた世界』から出たおふたりは、いまどんなことを感じているのでしょうね。
花組全国ツアー『激情/GRAND MIRAGE』配信視聴
9日、花組の全国ツアー公演『激情/GRAND MIRAGE』の配信を視聴しました。
初日とは違って生徒たちの表情が柔和しているように見えたのは完全に個人的感想です。
というのも初日の幕を開けるために 芝居とショーの舞台稽古を1日で強行したことなど、週刊誌報道を鵜呑みにするつもりはありませんが、
初日は声が本調子ではない生徒がいたことは事実なので心配はしていました。
しかし昨日の公演は絶好調!
組子たちの集中力の高い演技に引き込まれましたし、ショーもみんな良い顔して踊っていましたね。
全国ツアーで地方を周ることで体力的にはしんどいでしょうけれど、精神的にはリフレッシュできたのかなと。
【余談】ショーの永久輝さんと星空さんのリフトは一瞬ヒヤッとしましたが大事なくてよかったです。Blu-ray、このシーンは差し替えてあげて~。
気になるのは、先ほど大劇場公演の再開が発表された雪組です。
雪組・残り2日間公演実施
中止しておりました雪組公演は12月12日(火)、12月13日(水)千秋楽 の公演を実施いたします。
12月1日にスタートしてからというもの、中断したり、中止したり、再開したり、中止したり…
なにかと不安定な雪組。いったいどうなっているのでしょう。
こんな状態で公演の再開が発表されても、また生徒たちが無理を強いられていないだろうかと心配が先に立って素直によろこべないところが辛い。
とはいえ退団者のことを考えると公演できた方が良いとは思いますし、今度こそ安全に配慮されたうえで再開がなされると信じたい。
どうか残り2日間の公演が何ごともなくぶじに終えられますように。