雪組「ODYSSEY」感想・彩風咲奈、朝月希和、朝美絢

ODYSSEY感想 雪組

7月22日・梅田芸術劇場

雪組「ODYSSEY」観てきました。

感想をひとことで言うと、

「こんな彩風咲奈が、こんな朝美絢が、
こんな雪組が見たかった!!」

と、おおむね満足のショーでした。

この日は、退団されたばかりの綾凰華さんがご観劇。

カテコで彩風さんが綾さんに向かって
「この絆は永遠です」と言葉をかけられました。

雪組「ODYSSEY」感想

彩風さんが海賊船「ODYSSEY号」の船長に扮し、仲間とともに世界をめぐるという趣向。

彩風さんはもちろん、とにかく組子みんなが踊りまくります。

とくに下級生は出番が多くて大変そう。

舞台に出ていないときは、早着替えに奔走!
汗の量がすごくて、相当ハードなのですね。

専科の美穂さんが星組千秋楽後に「ODYSSEY」に合流されるのですが、

それまでの代役として音彩唯さん(105期)が歌のシーンを任されています。

幕開から音彩唯さんの歌で始まり
その後もたくさんある(美穂さんの)歌を、一人でうたいきっているのはスゴイ!

そして黄金衣装のまばゆい朝美さん
うつくしい女神朝月さんが現われます。

彩風さんの登場は、まさかの…

ゴンドラ宙づり

カッコいい!!
一気にテンションあがりました。

組子が集結していき、ここでフラッグの出番です。

綾凰華→眞ノ宮るい
和希そら→縣千
諏訪さき→華世京

退団された綾さんや、「心中、恋の大和路」に出演中の和希さんたちに変わり、
縣さんらが盛り上げます。

このショーは、一幕も二幕もほぼダンスで構成され、彩風さんの踊りを堪能できます。

そして彩風咲奈ファッションショーでもあります。

ポスターの海賊衣装、マント、白軍服、黒ジャケット、黒燕尾…

どれもスタイルの良さが際立って
惚れ惚れするほどカッコいい。

そして驚いたのが、

ダルマ姿で、ながーい脚を惜しげもなく披露されたこと。

彩風さんがダルマになることは前情報で知っていましたが、実際、生で観たときの衝撃たるや!

美しかった~。

ですが、声は男役のままでした。笑

印象的なシーン

・見応えあるシーンは「カルメン

真っ赤なドレスに身を包んだ縣さん
華やかでたくましいこと。(ムキムキガチガチ)

みなぎる生命力が魅力的な縣カルメン
押され気味の彩風ホセ意外にもお似合いでした。

眞ノ宮エスカミリオ、野々花ミカエラ。

カルメンの悲劇をそのままワンシーンに閉じ込め、惹きこまれました。

・感動的シーンは「デュエットダンス

彩風さんと朝月さんの優雅なデュエットダンスを、朝美さんが見事なカゲソロで盛り上げます。

この朝美さんの「Colors of the Wind 」は絶品!

朝月さんが退団を発表したあとなので、
ひと振りひと振り大切に踊られているように思えジーンとしました。

「ODYSSEY」は見どころいっぱい。

「お前にマジ」「縣ガタガタ」
「どっせいオデッセイ」
遊び心いっぱいの歌詞も楽しい。

女装祭りでオペラは欠かせませんし、
衣装の答え合わせで脳内は忙しいく、
終演後はしばし放心状態でした。

冒頭でおおむね満足と記したのは、
彩風さんと朝月さんの絡みが少ないのが
ちょっぴり残念だったから。

1月の公演だったらそれでもよかったのですが、

朝月さんの退団が発表された今となっては、もう少し二人の絡みがあっても良かったのにと。(たわごとです)

それにしても彩風さん、朝月さん、朝美さんの安定感たるや。

縣さんや華世京さんら、下級生の活躍も楽しくて。

「心中、恋の大和路」チームも合わせて
彩風さん率いる雪組は充実していますね。

そんな雪組を、客席から綾さんはどんな思いで観ておられたのでしょうか。

たくさんの人の思いがつまった「ODYSSEY」

どうか一公演も欠けることなく、千秋楽まで完走できますように。

タイトルとURLをコピーしました