各組の魅力を余すところなく伝えてくれた「ザ・タカラヅカ」(通称・組本)シリーズ。
前回の第8シリーズのラスト(月組本)から約3年。待望の第9シリーズ発売が発表されました。
栄えあるトップバッターを飾るのは、大人の色気と圧倒的な包容力で私たちを魅了してやまないトップスター・鳳月杏さん率いる月組です!
組本表紙メンバーが物語る月組の未来
表紙を飾るのは、鳳月杏さん、天紫珠李さん、そして風間柚乃さんの3名。
シックで洗練された雰囲気に仕上がっているとのことで、そのビジュアルだけでも既に期待が高まりますが、並びには極めて重要な人事メッセージが隠されているように思います。
というのも、宝塚の人事において、組本の表紙メンバーやその番手構成は、劇団が描く未来の設計図そのもの。
正2番手である風間さんが、すでに退団が発表されたトップコンビと並んで表紙を飾るということは、実質的な「次期トップ」としての絶対的な位置づけを内外に証明した形に。
ファン必見!これぞ月組というこだわり満載の見どころ
今回の「ザ・タカラヅカⅨ 月組」は、これまでの伝統を受け継ぎつつも、新シリーズにふさわしいブラッシュアップが施されています。
- 男役の神髄「黒燕尾」での扮装ポート
今シリーズの新企画として導入された、男役スターたちによる美しい扮装ポート。月組が選んだテーマは、なんと男役の正装である「黒燕尾」! - “鳳月杏 PRESENTS” で魅せる強固な絆
トップスターのアイデアが反映される冠企画ですが、今回はなんと二つのとっておき企画を敢行。 - スペシャル版「伝言板じゅずつなぎ」
定番の伝言板コーナーですが、今回は全員で一斉にくじ引きを行うスペシャルルール。これにより、従来の学年順や仲良しグループだけではない「意外な縦・横のつながり」が生まれ、一人ひとりの隠れたキャラクターが浮かび上がってくることでしょう。
上級生から、配属されたばかりのフレッシュな111期生まで全員が網羅されたオールメンバーズプロフィールも健在。
さらに、7月19日に退団を控える瑠皇りあさん、羽音みかさん、奏羽美緒さんの姿もしっかりと刻まれる時期の発売(7月10日)であることも嬉しいポイントです。
ザ・タカラヅカⅧ(第8シリーズ)実績一覧
前回の第8シリーズ(2020年〜2023年)は、コロナ禍による公演スケジュールの大幅な変更があり、変則的なリリースとなりましたが、基本的には「トップコンビの退団(あるいは大きな節目)」に合わせて発売される傾向があります。
ここで、前シリーズである「ザ・タカラヅカⅧ(第8シリーズ)」の発売実績とトップコンビの退団日を一覧で振り返ってみましょう。
| 組 | 発売日 | 表紙メンバー | 退団日(あるいは予定) |
| 雪組 | 2020年3月14日 | 望海風斗・真彩希帆 | 2021年4月11日(同時退団)※当初予定:2020年10月11日 |
| 星組 | 2021年12月7日 | 礼真琴・舞空瞳 | 礼:2025年8月10日 / 舞空:2024年12月1日 |
| 宙組 | 2022年4月26日 | 真風涼帆・潤花 | 2023年6月11日(同時退団) |
| 花組 | 2022年8月16日 | 柚香光・星風まどか | 2024年5月26日(同時退団) |
| 月組 | 2023年4月13日 | 月城かなと・海乃美月 | 2024年7月7日(同時退団) |
こうして見ると、やはり退団という大きな節目に寄り添うように発売されてきた歴史がよく分かりますね。
となると、組本発売=退団時期が近いことを示すため、早く出版してほしいなんて気軽に言えませんが、雪組は2020年に前シリーズが発売されてから今年でもう6年。
朝美絢さん&音彩唯さん&瀬央ゆりあさん表紙で雪組本が見たいのは山々ですが、それを思うと複雑ですね。
新シリーズから価格は2,800円と、前回より400円の値上げとなりました。
真面目さの中にもユーモアを忘れず、舞台に対してどこまでもストイックな月組生たち。
鳳月さんを中心とした「今の月組」の魅力が詰まった「ザ・タカラヅカⅨ 月組」の発売を、とても楽しみにしています。