鳳月さんにとって2022年は
2番手羽根を背負い歓喜に沸いた年明けから、2回目の東上を果たした年末まで、
強い2番手であることを証明した1年でした。
今回は鳳月杏さんの一年を振り返り、思うことを記します。
2022年の鳳月杏
2番手羽根を背負う
昨年『川霧の橋/Dream Chaser』で
鳳月さんが2番手羽根を背負い
歓喜に沸いた博多座公演。
そして迎えた2022年元旦
『今夜ロマンス劇場で/FULL SWING!』
期待高まる中、2番手羽根を背負って大階段を降りてくる鳳月さんに万雷の拍手。
ついにここまで来たか!と
胸が熱くなりました。
この公演は月城さんと海乃さんの
トップお披露目公演でもありましたし
ダブルでおめでたい公演となりました。
(結果的に、今年、東西完走を果たした大劇場公演はこの作品のみ)
『今夜ロマンス劇場で』で
鳳月さん演じる俊藤龍之介(ハンサムガイ)が大人気に。
天然でユーモラス。だけど
物事の本質をつく鋭い言葉が
とてつもなくカッコ良くてシビレました。
衣装に付いていたアマビエちゃん可愛かったです。
ナイスガイ・トリトン・トム・ロレンシオ
5月舞浜アンフィシアター公演
『Rain on Neptune』トリトン
研17にして初挑戦した
個性的なお髭と凝りに凝ったビジュアルがよくお似合いでした。
後半のショーの
『Over The Rainbow』
空間全体を響かせた豊かな歌唱がすばらしかったです。
・歌劇 5月号 表紙
・GRAPH 7月号 表紙
GRAPHの発売日が鳳月さんの
お誕生日(6月20日)だったこともあり、この日はお祝いムード一色。
SNSに寄せられるあたたかいメッセージに感動しました。
7月にスタートした
『グレート・ギャツビー』 トム
鳳月さんのために
新曲や新しい場面が作られるという破格の扱い。
舞台装置のトラブルでは
終始落ち着いた対応で
さすがの貫禄を見せつけました↓
そして2022年ラストにドカーンとホームラン!!
鳳月さんにとって大きな意味をもつ
東上2回目の主演が回ってきます。
『ELPIDIO(エルピディイオ)』ロレンシオ
詰めこみ過ぎの脚本に違和感はありましたが
2役の演じ分け、コミカル、
シリアス、ロマンス…
鳳月さんの実力が存分に発揮された公演だったと思います。
本日(12月11日)大千秋楽
おめでとうございます。
2023年の鳳月杏
2022年、鳳月さんは2番手羽根を背負い、東上2回目を果たしました。
2番手問題でザワザワしている他組をよそに、『強い2番手』として君臨。
ただし、羽根を背負ったということは、別格路線への退路を断ったということでもあります。
ゆえに今後、鳳月さんの進退に
注目が集まるのは避けようがありません。
組事情としては
・月城さんの任期がまだまだ続くと思われること
・風間さんを正3番手に上げていないこと
よって、来年は
・風間さんを上げるか
・他の組から誰か組替えしてくるか
・現状維持か
いずれにせよ、鳳月さんに動きはないと(願望も込めて)予想しています。
鳳月さんが2番手羽根を背負って約1年。
次から次へと当てられる
個性的な役をとおして
舞台人として進化し続けています。
その確かな技術力から
下級生たちに尊敬のまなざしで見られ
舞台を降りたところでも
若手の育成やメンタルケアに従事し
さりげない優しさに虜になる人が続出。
下級生が鳳月さんのことを語るときには、みんな必ず『優しい』という言葉を口にします。
そして共に芝居の月組を牽引する月城さんとの関係は…
スカステ番組からも
月城さんが鳳月さんを信頼しているのが伝わってきますし
鳳月さんも月城さんの意図を
下級生に浸透させたいとおっしゃっていて、本当にステキな関係だなと。
そんなお二人のバディが見られる
来年上演『応天の門』に期待高まります。
在原業平も鳳月さんの当たり役になりますように。
2023年もますますのご活躍楽しみにしています。