帝劇コンサート神戸公演感想&宝塚OG不在の違和感

帝国劇場の歴史を届けるアリーナライブ「New HISTORY COMING ARENA LIVE」。神戸公演初日に行ってきました。

ホストを務める堂本光一さん井上芳雄さんをはじめとする錚々たるミュージカル俳優たちが生オーケストラで紡く3時間15分。帝劇✕東宝の威信をかけたコンサートゆえ、何もかもが破格の規模でした。

15分に凝縮!エリザベートメドレー

まずセットの豪華さに驚くばかり。オケボックスの前には宝塚歌劇さながらの銀橋。会場中央にも回転する円形の舞台があって、10メートル以上セリ上がる装置にも度肝を抜かれました。ほかにも火を使った派手な演出、大スクリーン、レーザー光線、会場によってはトロッコも完備!さらにはフルオーケストラの生演奏ですから、お金かかってます。笑

当然ながらセットリストも ものすごいボリュームでした。

石丸幹二さんの『オペラ座の怪人』、佐藤隆紀さん島田歌穂さんの『レ・ミゼラブル』、ソニンさんの『マリー・アントワネット』、岡宮来夢さんの『1789』、堂本さんの『チャーリーとチョコレート工場』などなど、序盤からメインソングのオンパレードで聴き応え充分!

目玉は15分に圧縮された『エリザベートメドレー』でしょうか。井上さんと石丸さんのダブルトートによる『最後のダンス』、平原さんの超絶ハイトーンが響き渡る『私だけに』、岡宮さんの客席を巻き込む『ミルク』は、どれも迫力ありました。

で、『帝劇に行ったことがない人にも楽しんでもらえるコンサート』というコンセプトどおり、なんでもあり!

さっきまでルキーニやってた堂本さんが突如トートに変身!さっきまでトートだった井上さんがルドルフと化し、いきなり二人で『闇が広がる』を歌ったもんだから、ちょっと笑ってしまいました。(至って真剣なシーンです)。

なんでもありのコンサート

なんでもありと言えば、平原さんが『JUPITER』を歌ったり、ソニンさんが『カレーライスの女』を歌ったり…それって帝劇関係ないやん!という曲もチラホラ。笑。

個人的に、はじめましての桜井玲香さんはピンクのドレスで乃木坂46の『命は美しい』を歌い、ビジュアルも歌声も透明感抜群でステキでした。で、彼女の帝劇の思い出話しは、まさかの失敗談!!「本番でオケが聞こえないまま歌ったらトンデモなく音程がズレていてヤバかったみたい。楽屋に戻ると先輩たちが、どうした?と飛んできてくれて…」というガチの失敗談にさすがの井上さんもタジタジ。笑。そのあっけらかんとした明るさに好感が持てました。

佐藤さんの何十秒間にもおよぶ長〜いロングトーンの『オー・ソレ・ミオ』は圧巻!客席からどよめきが起こり、一生忘れられない感動がありました。

短いメドレーだったけれど、堂本さんの『Endless SHOCK』の世界観を味わえたことも嬉しかったですね。チケットが取れず、一度も観たことがないまま2年前にFINALを迎えてしまったので、雰囲気を味わえて良かったです。

堂本さんのSHOCKしかり、井上さんのトートしかり、もしかしたら復活あるかも??と期待させるMCに客席大拍手!『また帝劇の0番に立てる日まで』を歌うお二人を見ていると、アリーナクラスの会場でも自然体なのに求心力があって、やはりセンターに立つ選ばれし人なんだなと。

ちなみに帝国劇場で最も多く単独主演を務めたのが、堂本光一さんだそうです。

神戸公演ゲストは城田優

神戸公演のゲストは城田優さん。異次元のスタイルと甘い歌声。スクリーン映りも抜群で、とにかくカッコいい!

芸能人オーラを放ち、アリーナ会場が小さく感じるほどの存在感を見せる彼が、幼い時から憧れている光一さんの前では緊張して小さくなっているのが可愛かったです。堂本剛さんからのビデオメッセージを銀橋で土下座して見る城田さん、そんな彼の後ろ姿を見守る観客の図が面白かったです。笑

憧れと尊敬が詰まった堂本&城田のデュエット『愛のかたまり』はグッときました。

出演者全員で歌ったアンコールの『This is Me』は鳥肌もの!宙を舞う銀テープも無事にゲットできて大満足。

ですが、やはり最後までこの違和感は拭えない…

宝塚OG不在の帝劇コン

そうです、宝塚ファンとしてどうしても心に引っかかってしまうのが、東宝が絡んでいるにも関わらず「宝塚OG出演なし」という事実。

帝劇の0番には、いつの時代も宝塚OGの存在がありました。

歴代シシィを気品高く演じ、長年帝劇の顔として主演を張った花總まりさんをはじめ、大地真央さん、一路真輝さん、瀬奈じゅんさん、春野寿美礼さん、朝夏まなとさん、柚希礼音さん、望海風斗さん、明日海りおさん、蘭乃はなさん、愛希れいかさんなど、帝劇はOGたちの挑戦の歴史でもあります。

だからこそ、アンサンブルメンバーを含めた「宝塚OGゼロ」は、あまりに不自然。

堂本さんのMCによると、新帝劇は2030年完成とされていますが、じつのところ完成時期は未定なのだとか。ということは完成までにかなり時間がありますから、この手の帝劇コンサートはあと何回か開催されるんじゃないかな?

それが今回のようなアリーナクラスなのか、ホールクラスかは分かりませんが、次回こそ、宝塚OGたちを含むステージが見られること、大いに期待しています。

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