雪組のベルサイユのばらに思うこと

雪組のベルサイユのばらに思うこと 雪組

110周年のラインナップが発表され悲喜こもごも。

期待に胸を踊らせたり、ガッカリしたり、贔屓の進退が気になったり…

いろんな思いを抱えて過ごされているのではないでしょうか。

今回は雪組で上演が決まった『ベルサイユのばら』について記したいと思います。

雪組『ベルサイユのばら』フェルゼン編に思う

べるばら論争

雪組で上演されるベルばらはフェルゼン編です。

あれっ?ベルばらと言えば『オスカルとアンドレ編』じゃないの?というのは一旦置いておいて、

そもそも何編であろうと「ベルばらはもういい!」と感じている人もいるかと思います。

そんな人の声を聞いたり見たりした某OGの発言が気になりました。

「ベルばらについて「古い ダサい」って見かけるけど 古典歌舞伎を見ても同じこと言うの?? 個人的にベルばらは伝統芸能の域だと思っていて 正面に大見得は切るし突然歌い出すし撃たれても中々死なないけど、それこそが様式美の素晴らしさ。『ベルばら』を観たい勢にチケット譲って

某OGTwitterより

OGも言うようになりましたね。(言論の自由ですので結構ですが)

まぁ某OGの発言はおいておいて、我々が思うよりもずっと『ベルサイユのばら』という作品はジェンヌたちに愛されているのかもしれません。

「ベルばらは宝塚の財産」という教育を受けてきているでしょうし、役への憧れも大きいのかも。

でも残念ながら古く感じてしまうんですよね。

セリフは長くてオーバー。幕前芝居は多いし盆は回らない。
トップ娘役ですら出番は少なく下級生の役はほぼ無し。

1場面が長いわりにはシーンがぶつ切れで話があっちこっち。(もうこのへんで止めておきますすみません

配役予想は簡単

記念すべき110周年でフェルゼン編を上演することになった雪組さん。

彩風さんは新人公演でフェルゼンをやりましたし、朝美さん和希さんも『ベルばら』経験済で頼もしい。

配役予想が簡単なのもいいですね。

フェルゼン・彩風咲奈
マリーアントワネット・夢白あや
オスカル・朝美絢
アンドレ・和希そら
アラン・縣千


しかしこれだとあまりにも無難すぎるような。

そこで100周年の例からすると他組のトップスターによる特別出演が期待されるのですが、

最近宝塚でも取り入れ始めた『名ばかり働き方改革』からすると、負担の大きな特出は行われないのではないかと。

しかし目玉は欲しいところ。

110周年ベルばらの目玉は?

そこで専科の水美舞斗と瀬央ゆりあさんの登場です!(個人的妄想です)

2人が特出するとなると大きな話題にもなりますし、雪組生の刺激にもなるでしょう。

朝美さんを交えて(オスカル&アンドレ95期役替り祭りも大歓迎

ここまで言うと飛躍し過ぎですが、こんなサプライズがあれば盛り上がるでしょうね。

で、もう一つ。

ベルばら上演50周年と宝塚歌劇110周年が重なった記念すべき年に『フェルゼン編』だけだとは思えないんですよね。

フェルゼン編だけ?

どこかで『オスカル・アンドレ編』、もしくは『外伝』が上演されるのではないでしょうか。

「贔屓組ではご勘弁」という声が聞こえてきそうですけど。。

マジメな話、多くのファンは『ベルサイユのばら』という作品自体が嫌いなわけではないと思います。

事実、ベルばら展は宝塚ファンで賑わっていますし、韓国版への関心も高いですから。

宝塚版の演出をなんとかしてほしいということに尽きると思います。

個人的には、演出を一新してほしい気持ちと、新規ファンには古いままを体験してもらいたい気持ちとで 70/30 といったところです。

退団回避?

それはそうと、ベルばらの1本物により、おそらく彩風さんの退団が回避されたのは良かったですね。

この公演でトップ6作目の彩風さん。

充実期を迎えた彩風さん率いる雪組の『ベルばら』は、(演出の不安はあれど)今までとはちがう感動を与えてくれるのではないかと期待しています。

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