『夢の音楽会』は、憧れの人とデュエットしてみたいという現役ジェンヌの願いを叶えるスベシャル番組です。
#1・和希そら×安蘭けい
#2・暁千星×柚希礼音
#3・風間柚乃×彩乃かなみ
#4・桜木みなと×姿月あさと
#7・永久輝せあ×春野寿美礼
#8・瑠風輝×湖月わたる
#9は月組の鳳月杏さんが登場し、元宙組トップスター大空祐飛(現・大空ゆうひ)さんと共演されました。
「夢の音楽会」鳳月杏×大空祐飛(ゆうひ)
大空祐飛(ゆうひ)プロフィール
鳳月さんが憧れてやまない大空祐飛さんのプロフィールを簡単にご紹介。
大空祐飛プロフィール
1992年・入団78期・同期に瀬奈じゅん、貴城けい、檀れい、
1993年・月組に配属
2008年・花組に組替え
2009年・宙組に組替え、トップ就任
2012年・退団
代表作・カサブランカ、銀ちゃんの恋、THE LAST PARTY
愛称・ゆうひ
会場に登場した大空さんを見てビックリ!
背格好はもちろん、スッキリとしたお顔立ち、醸し出す雰囲気まで鳳月さんと本当に良く似ていて、まるで姉妹のよう。
似ているのはビジュアルだけではありません。
2回の組替えを経験しているという共通点もあり、深いトークが繰り広げられるステキな回となりました。
鳳月杏×大空祐飛デュエット曲
鳳月さんと大空さんは月組時代に2年だけ同じ舞台に立っていました。
当時、雲の上のスターさんだった大空さんと、いまだからお話できることがあるのではとオファー。
大空「桜嵐記で久しぶりにちなつ(鳳月)の舞台を見たら、それはもう成長しまくっていて、ステキな男役になって、『推し』に認定!笑」
憧れの先輩からのべた褒めに「嬉しすぎる」と照れ照れの鳳月さん、かわいい。
「今日は私のほうが緊張してるわよ、だって『推し』の前なんだから」
茶目っ気タップリの発言で 鳳月さんの緊張をほぐす大空さん流石でした。
鳳月さんが大空さんと歌いたかった2曲がこちら。
・紫に匂う花~恋の歌/あかねさす紫の花
・Life/THE LAST PARTY
「拮抗する役なので気持ちを合わせて歌ではないけれど、気持ちを合わせて歌わないと成立しない」という難曲、『紫に匂う花』を歌い上げたあと、
大空「最後に鳳月さんがものすごい男役の目線をくれたので、これがちなつオーラかと。ごちそう様です」
ウフフとうれしそうに顔を赤らめる鳳月さんが完全に下級生でした。笑
声質は違うのに不思議とハーモニーに統一感があるのは、おふたりの熟練の技。場数が違います。
鳳月さんから大空さんに質問
鳳月さんが「ひとつだけどいろいろ聞ける欲張りな質問をします」と前置きした、とっておきの質問とは!
「月組、花組、宙組、その時々で一番大切にしていたことは何ですか?」
この質問が出た瞬間、大空さんの顔つきが変わって本気モード。
大空「芝居の月組で芝居を学んで、ショースターが育つ花組でショーの楽しさを知って、その両方を宙組のみんなに伝えようと思ってやってた」
組替えを経験したもの同士だからこそ、共感できる部分が多いのでしょう。
大空「ある程度の学年になると自分に何かが足りないのは分かってるんだけど、もうこの組ではそれを補えないと感じるんだよね。だから組替えしてよかった」
鳳月さんは大きくうなずいていました。
大空雄飛が鳳月杏にエール
大空「表現が柔らかくて隙がありながらカッコよさを出せるのはちなつの天性。大変なことがあればあるほど良いパワーに変えてファンを魅力してほしい。役がない(素の)男役の自分を見つけたら あとは自由に。毎日自分を楽しんで新鮮に過ごしてね。応援してます」
鳳月さんは「初心を思い出しました。大空さんの言葉を心に留めてこれからも精進して参ります」と締めくくりました。
大空さんは2度の組替えを経て高学年(研18)でトップになった伝説の人物です。
その記録を塗り替えるかもしれない鳳月さんとの対談に運命的なものを感じました。