スカイステージ番組『夢の音楽会』は憧れの人とデュエットしたいという現役ジェンヌの願いを叶えるスペシャル番組です。
待望の第3回は月組の風間柚乃さん(100期)の登場です。
ずっと気になっていたのですがどうして風間さんが指名したゲストが男役トップではなく娘役トップだったのか。
番組を見てそのナゾが解けました。
第3回『夢の音楽会』風間柚乃×彩乃かなみ
#1・和希そらさん×安蘭けいさん
#2・暁千星さん×柚希礼音さん
#3・風間柚乃さん×彩乃かなみさん
#4・桜木みなと×姿月あさと
#7・永久輝せあ×春野寿美礼
デュエット曲
風間さんが彩乃さんと歌いたかった2曲がこちら。
・ME AND MY GIRL/ME AND MY GIRL
・デュエット/マジシャンの憂鬱
4度の新公ヒロインに加え、エトワールの経験も豊富でスーパー娘役と呼ばれた彩乃さん(83期)。
そんな彩乃さんですら歌に苦戦したという『ME AND MY GIRL』
今回も練習の時に音がハズれ、アッと思ったときに、風間さんが大丈夫だよ!みたいな目線をくれて安心したと。
17期上の彩乃さんを相手に堂々と歌う風間さんの落ち着きたるや!
立派にスーパー娘役さんの相手を務めていて流石だなと。
主人公のビルは小物使いが多くその扱いにヒヤヒヤさせられるのも醍醐味なのですが、風間さんだったら安心して観られるだろうな。
いつか風間さん主演でミーマイが実現するといいですね。
『マジシャンの憂鬱』は風間さんの初観劇作品だそう。
のびやかに声を響かせ、美しいハーモニーを奏でる風間さんと彩乃さん。
上手すぎる!
久しぶりにこんなにステキなデュエットを聴きました。
風間柚乃×彩乃かなみ・トーク
風間さんが憧れのトップである瀬奈さんではなく、相手役の彩乃さんをゲストに指名したのか疑問でした。
しかし、その理由を聞いて納得。
「トップさんは相手役さんとデュエットすることが沢山ありますが、この身(下級生)としては新公やバウで主演したときくらいで、機会が少ないんです」
下級生にとって娘役とのデュエットはとても貴重な経験。
まして自分が憧れていたトップの相手役さんと歌える機会なんて、この番組がなければ実現しなかったでしょう。
彩乃さんと共演できたことで「アドバイスもいただけて勉強になりました」と、男役トップさんとはまた違った学びがあったようです。
風間さんが彩乃さんに聞きたかったこと
「舞台に立つ上で大切にしていること」
彩乃さんの答えは「品格と、役の鼓動が伝わるように熱量をもって演じること」
風間さんも、そのことの大切さを実感したそうです。
風間「(芝居の)まわりに無駄な衣をつけようとしてしまって、勝負するんはそこじゃないやろ!って、新公を振り返ると思うんですけど…シンプルな中に炎を燃やすこと、そこ大事にします」
最初は緊張していた風間さんも思わず関西弁が出るくらいリラックスしていて、微笑ましい。
彩乃「ステキな役者さんだな~って、お世辞じゃなくて思ってるよ」「優しさと男らしさに溢れてる」
彩乃さんにたくさん褒められて、いやいやいや~と恐縮しつつ嬉しそうな風間さん。
とくにステキな褒め言葉が「(風間さんは)役に忠実に生きられる才能をもってる」
彩乃さんの言葉に完全同意です。
そしてどんどんトークが深まっていき、風間さんが語った本音が…
風間柚乃の本音
風間「上級生になるにつれ、下級生から憧れられる存在にならねばとプレッシャーを感じてしまって…」
彩乃「その責任感があるから(大丈夫)、なにも心配しないで」
風間さんの素直さと、彩乃さんの優しさに心があたたかくなりました。
改めて、『夢の音楽会』は本当に良い番組ですね。
舞台人として共鳴し合っているお二人に深く感動しました。
これからも風間さんと彩乃さんを応援していきたいと思います。
次回の放送も楽しみにしています。