風間柚乃さん主演の東上公演『稲妻開花譚-イナズマカイカタン-』の一部配役が発表されました。
白河りり破線上ヒロイン
注目のヒロイン(岩城麻里役)は、白河りりさんに決定!しかも「波線上」で刻まれたことで大きな話題を集めています。
というのも、宝塚において、公演ポスターに名前が載り、公式HPでも別格扱いとなる「波線上」の表記は、劇団からの明確な期待の表れ。
白河さんは、これまで103期の歌姫として確固たる実力を見せてきましたが、劇団の推しとしては106期の花妃舞音さんが一歩リードしている……というのが、これまでの通説だったように思います。
がしかし、今回の『稲妻開花譚』で、白河さんがついに東上公演の波線上ヒロインを勝ち取り、花妃さんと「肩を並べた」、いや、このタイミングでの上げは「逆転の王手をかけた」のかも?
白河さんが研10という学年で掴んだこの大きなチャンス。中卒入団ということもあり、年齢的にはまだまだフレッシュ。「実力のある娘役が報われる月組」であってほしいと願うファンにとっても、今回の配役は希望の光となったはずです。
白河りり&花妃舞音「同格」扱いに隠された劇団の戦略
現在上演中の月組大劇場公演を観劇していて感じることですが、白河さんと花妃さんの扱いは非常に拮抗しています。
ショーでのシンメトリーな配置、階段降りのペア。そして、鳳月杏さんと銀橋を歌いながら渡る花妃さんに対して、「マッチ売りの少女」の場面で風間さんと銀橋を渡る白河さん。
まさに劇団が、「実力の白河、華の花妃」という二つの選択肢を提示し、次期トップスターとなるであろう風間さんの隣に誰が相応しいかを、最終テストにかけているような印象を受けます。
月組は伝統的に、複数の候補を競わせながら、最終的にトップ男役との相性で決める傾向があります。かつての彩みちるさんと天紫珠李さんの時もそうでしたが、今回も発表のその時まで、どちらが選ばれてもおかしくない状況。ますます展開が読めなくなりました。
(小声)どちらがなるにしても、愛希れいかさん以降、5代続けて生え抜きが続くんですね。
彩海せら2番手役
そしてもう一人、破線上にインしたのが、彩海せらさんです。
解説には名前のなかった「田丸信造」役として線上に名を連ねた彩海さん。予想どおりではあるけれど、着実に路線街道を走っている印象。
と、いろいろ人事が気になるところではありますが、風間さん、白河さん、彩海さん。この3人が並ぶとなれば、「歌上手トリオ」による耳福な公演になることは間違いありません!
そして「お芝居の月組」らしい丁々発止のやり取り、彩海さんがどのように物語をかき乱すのか、齋藤吉正先生の演出ですから、テンポの良い、エンターテインメント性に富んだ作品になる予感がして、とっても楽しみです。