文春第7弾と歌劇11月号の話題のアレ

文春第7弾と歌劇11月号の話題のアレ 花組

先日行なわれた宝塚歌劇団の会見は大きな波紋をよび、

新聞、ニュース、情報番組など報道合戦が繰り広げられいます。

そんな中、文春の第7弾では現役宙組生の告発が掲載されました。

文春第7弾!宝塚歌劇団

生徒への説明会にて

劇団の記者会見でも報告されたとおり、当日の正午、理事長から宙組生に対し調査報告書と今後の改革案について説明が行われました。

他組の生徒については希望者のみ説明が行なわれたようです。

文春によると説明会に参加した生徒はこのときの心情を以下のように打ち明けました。

「目の前の事実と向き合わず、何としても公演再開に突き進もうとする劇団の姿勢に本当にがっかりしました」

個人的には以前から劇団の公演ファーストには疑問を感じていました。

劇団が「パワハラは無かった。パワハラがあったと言うなら証拠を出してください。宙組に問題は無かった」と言い放ち、大炎上した背景には、

とにかく公演を再開させ収益を回復させたい劇団の焦りが見えたように思います。

それと同時に、何をもってパワハラとするか。

世間との認識のズレに劇団の古い体質が露見することにもなりました。

ヘアアイロン事件の目撃者

亡くなられた生徒さん(A)が、上級生にヘアアイロンを額に押し付けられたとされる2021年8月14日。

「Aさんの皮膚は3センチくらい爛れ捲れていて、自分でアイロンをすると言ったのに上級生に奪われて押し当てられたと言っていました」

下級生の勇気ある告発が、無かったことにされたパワハラを立証するカギとなるのか、ひきつづき注目したいと思います。

おなじく聞き流してはいけないと思ったのが、ヒヤリング調査における劇団の対応です。

「上級生がAさんや私たち下級生に対して行った数々のパワハラを調査委員会で証言しましが、私の訴えは劇団にもみ消されましたこの期に及んで劇団はまだ隠蔽しようとしています

劇団の報告と食い違う現役生の発言。

これはご遺族側の要求どおり再検証する必要があるのではないでしょうか。

歌劇11月号・例のページに絶句

そして話題になっている歌劇11月号の例のページを見て絶句。

亡くなられた生徒さんにヘアアイロンでやけどを追わせたのが上級生の故意だったのか、そうでないのかは私には分かりません。

ですがこの件は今もっともデリケートな問題であり、慎重に扱わなくてはいけない事柄なのは確かです。

だからこそご遺族がこのページを見たらどう思うかを想像してほしかった。

編集部がGOサインを出したことが残念でなりません。

花組全国ツアー公演:上演時間変更

劇団は過重労働を認め、『労働環境の改善を図っていく』と発表したばかりです。

しかしその舌の根も乾かぬうちに…

花組 全国ツアー公演『激情』『GRAND MIRAGE!』は公演準備に遅れが発生していることから、舞台上での安全確認の時間を確保するにあたり、11月17日(金) 初日の開演時間を、15時30分開演に変更させていただきます。

また生徒に無理をさせるのですか。

個人的にはこれまで『劇団やタカラジェンヌが見せたいものをそのまま受け取る』スタンスでした。

しかし現役の生徒さんが悲しい死を選んだことに向き合い、考えを改めた部分もあります。

ゆえに文面を素直に受け取り「準備に遅れが出てるのに、たった30分遅らせるだけで上演できるなんてタカラジェンヌってすごい!ガンパレ!』なんていう、のん気な心境にはなれません。

星組や月組でも初日の公演を強行したように、またマスコミに舞台稽古と初日を見せるために生徒に無理させているのではないか、

その結果、2日目から公演中止ということにならないかと不安が募ります。

どうかそんな考えが杞憂でありますように。

なにはともあれ明日、永久輝せあさん率いる花組全国ツアー公演が良いスタートを切れるよう祈っています。

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