『歌劇』8月号にて、2025年度「年度賞」が発表されました。
劇団から贈られるこの賞は、一年の活躍を称えるだけでなく、組の勢力図や今後の人事戦略を読み解く上でも非常に重要な意味を持っています。さっそく受賞者のお名前を見てみましょう。
【優秀賞】鳳月杏
鳳月杏さん(92期)
優秀賞は、トップスターに贈られる賞です。
大人の色香と圧倒的な包容力、そして確かな実力で月組を力強く牽引する姿への正当な評価であり、退団が決まっているこのタイミングでの受賞には、はやりという思いが強い。
そして、今回新たに設けられた「功労賞」。記念すべき初代受賞者は…
美穂圭子さん(76期)です。
長年にわたり研鑽を重ね、劇団に大きく貢献した人に贈られる、この名誉ある初代受賞者に美穂さんが選ばれたのも納得です。
【努力賞】【アーティスト賞】【アーティスト賞】
[努力賞] は、1年間を通じて優れた舞台成果や著しい向上・貢献を見せた生徒に贈られる賞。
英真なおきさん(60期)
瀬央ゆりあさん(95)
暁千星さん(98)
風間柚乃さん(100)
天紫珠李さん(99)
星空美咲さん(105)
天紫さんは鳳月さんと同時退団なのですから、優秀賞も同時でいい気もしますが、娘役は就任年数など大きな線引きがあるようで、努力賞となりました。
続いて【アーティスト賞】は、特定の技能に秀で、その年に強烈なインパクトを残した生徒さんに贈られる賞です。
ひろ香祐さん(95)
愛すみれさん(95)
諏訪さきさん(99)
作品の濃度を何倍にも引き上げてくれる熟練の技を持つ皆様。愛さんは宙組の次期組長就任も決まっていますし、おめでた続きですね。
【新人賞】次世代を担う期待の路線スター!
かつて望海風斗さんや礼真琴さん、柚香光さんたちも受賞してきた、まさに「未来のトップスターへの登竜門」とも言える新人賞。
稀惺かずとさん(105)
華純沙那さん(106)
御曹司の稀惺さんの受賞には驚きませんが、娘役の新人賞といえば、過去には咲妃みゆさんや舞空瞳さん、音彩唯さんなど、のちにトップ娘役として名を連ねる期待の証。
その賞を華純さんが受賞したことで、トップ娘役への未来に、否が応でも期待が高まりますね。
しかも新人賞を受賞してから2年以内に就任している人が多いことからも、誰の相手役に?と、現2番手たちのお顔を浮かべながら妄想は膨らむばかり。
【団体賞】【奨励賞】
それぞれの組にとって大切な意味を持つ【団体賞】は…
花組『愛,Love Revue !』第6章「愛の誘惑」該当場面の出演者全員
雪組『Prayer〜祈り〜』第6章「海への祈り」該当場面の出演者全員
星組『阿修羅城の瞳』作品全体と出演者全員
礼真琴さんというトップオブトップの退団公演ですから、作品全体&主演者全員という評価も頷けます。
【奨励賞】は、組を陰で、そして正面から支える功労者たち
美風舞良さん(82)
桜路薫さん(95)
叶ゆうりさん(97)
輝ゆうさん(103)
こうして振り返ると、年度賞には生徒さんたちの努力と汗、そして劇団の期待や未来へのメッセージがしっかりと込められているのだと痛感します。
受賞された皆様、本当におめでとうございます!これからますますのご活躍楽しみにしてます。