雪組『ベルサイユのばら』階段降りに思う

彩風咲奈さんの退団公演となる雪組『ベルサイユのばら』。

いよいよ大劇場初日の幕が上がりましたね。

まさかの客席降りに笑う

「客席降りキターーーーッ!!」「まさかの客席降りあり!」「彩風さんの客席降りにどよめき!」などなど…

観劇された方のレポが『客席降り』の文字で溢れていて笑ってしまいました。

そりゃそうですよね。

まさか『ベルサイユのばら』で客席降りがあるなんて想像すらしていませんし、

スカステでもそんな情報ありました??

先生&雪組生が仕掛けたサプライズだとすると大成功ですね。

フィナーレは従来のものから一新。

彩風さんの退団仕様につくられたフィナーレは、かなりの長尺で踊りまくるのだとか。

【小声】1本物の退団公演ゆえフィナーレを長くして彩風さんのダンスの見せ場や餞別シーンを設けたんでしょうけど、だったら(花組『ベルばら/ファンタジア』のように)2本立てでもよかったのにな~なんて、まだ観てもないのに文句すみません。

で、大幅な改正を期待した本編ですが、

われわれが切に願っていた(古臭いセリフやオーバーリアクションなど)脚本改正はなかったとのことです。ありゃりゃ。

けっきょく華世京&夢白あや

シビアな階段降り

『ベルサイユのばら』階段降り
夢白あや(103期)エトワール

諏訪さき(99期)音彩 唯(105期)

華世京(106期)野々花ひまり(99期)

縣千(101期)

朝美絢(95期)

彩風咲奈(93期)

106期の華世京さんが99期の諏訪さきさんを抜くという、シビアな階段降りになりましたね。

いつかはくるとは思いましたが、まさかこのタイミングとは。

華世さんはまだ研6という若い学年ではあるけれど、その実力は誰もがしるところ。

ステイさせることなく、次期体制に入るとすぐにでもバウ主演をやらせて、

(柚香光&礼真琴のように)研7で3番手という出世コースを歩ませるつもりなのでしょうか。

スターの高年齢化が進むいまの宝塚において、こういう目の覚めるようなスピード出世は久しぶりでワクワクしています。

諏訪さんには、これからいろんな役をやって幅広く活躍されることを期待しています。

疑問が残るエトワール

エトワール夢白あやさんでしたね。

『ベルサイユのばら』におけるアントワネットの出番は少ないとはいえ、トップ娘役はトップ娘役。

フィナーレでも見せ場がありますので、エトワールは他の娘役さんにチャンスをあげてほしかったというのが本音です。

がしかし、音彩さんや野々花さんがエトワールをやると諏訪さんor華世さんが一人降りになってしまいますし、

退団者の有栖さんがやると、階段降りが(歌ナシの悠真倫さんを入れて)10人もの人数になってしまいますから、どうしようもなかったんでしょうね。

注目の羽根はトップの彩風咲奈さんを含めて全員ナシ!

その変わりフィナーレで彩風さんが大羽根を背負う演出が用意されているそうで、先生の愛情を感じます。

とにもかくにも順調にスタートを切った彩風さんの退団公演。

この公演から西の新公が復活しますし、

大劇場はもちろん、東京のラストデーまで全員元気に駆け抜けられますように。

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