本日、やっと花組バウホール公演『赤と黒』の全配役が解禁されましたね
朝葉ことの・待望のバウ初ヒロイン
ヒロインのレナール夫人は、朝葉ことのさん(103期)に大決定!本当におめでとうございます!
近年、その実力で、花組を支え続けてきた朝葉さん。『赤と黒』という作品は、1幕がレナール夫人、2幕が貴族の令嬢マチルドを中心に進む、いわばダブルヒロインの構成です。
しかし、ジュリアンが最後にたどり着く幸福と結末を思えば、やはりこの物語の魂はレナール夫人にあり、彼女こそが確固たるヒロインだと思います。
朝葉さんの確かな演技力と歌声で、年下のイケメン家庭教師を相手に初めての恋に身を焦がす大人の女性の脆さを、見事に表現してくれるのではと期待しています。なにかと湿度高めな侑輝さんとの相性も良さそう。
そして、2幕を鮮やかに彩るであろうマチルドには107期の七彩はづきさん。そのマチルドに嫉妬するメイド・エリザ役に翠笙芹南さん(109期)と、学年順にキレイな配置。
「恋こそ我がいのち」という原題通り、3人の娘役さんが、侑輝大弥さんさん演じるジュリアンの魅力を極限まで引き出してくれるのが今から楽しみでなりません。
美空真瑠と夏希真斗、同期で2番手役を分かち合う意味
そして、今回の人事でファンをざわつかせたのが、ジュリアンの生涯を語る上で欠かせない2つの重要な男役ポストです。
過去、柚希礼音さん、月城かなとさんのように、劇団の御曹司であり、のちにトップスターとなる「圧倒的2番手」が一人で演じてきたブーケとコラゾフの2役。
それが今回の花組版では、フーケ・美空真瑠さん、コラゾフ公爵・夏希真斗さんという風に、2役を2人で分け合う形に。
材木商でありジュリアンの唯一無二の親友・フーケは1幕の2番手役。泥臭くも温かい人間味が求められる役。舞台度胸と芝居心を持つ美空さんにぴったり。
一方、2幕でパリの社交界に現れるコラゾフ公爵は、田舎者のジュリアンに貴族のルールを指南する、冷徹でスマートな大人の男。こちらは長身でスタイリッシュな華を持つ夏希さんの持ち味が活きるわけで…。
柴田先生のオリジナル脚本のままだと、それぞれ1幕のみ、2幕のみの出演となり出番が少なくなってしまう懸念はありますが、あえて「ひとり二役」にせず分けたこと。105期男役の切磋琢磨と、それぞれの個性をストレートにアピールさせる劇団の狙いではないでしょうか。
その他のキャスト
他にも、ジュリアンを陥れる悪役ヴァルノに愛乃一真さん。物語の黒幕とも言えるフリレール副司教に宇咲瞬さんと、芝居を引き締める濃い配役がズラリ。
ヒロインの夫・レナール氏を演じる紫門ゆりやさんは、若い花組生たちにとって頼もしい存在。
初演から脈々と受け継がれてきた宝塚の名作が、侑輝さんを中心とした今の花組でどう仕上がるのか、心から楽しみにしています。