花組再開初日!柚香光「あの小さな物体に…」『うたかたの恋/ENCHANTEMENT』

花組うたかた公演再開 花組

花組大劇場公演『うたかたの恋/ENCHANTEMENT』

待ちに待った再開初日をマチソワしてきました。

花組再開初日感想

花組、宙組バウ、そして宝塚ホテルで芹香さんのディナーショーが行われ、ムラは活気にあふれていました。

大劇場は学生の団体さんや年配の団体さんで いつもとすこし違う雰囲気。

初めて宝塚を観るという方にも
楽しんでもらえると良いなと思いながら席に着きました。

「うたかたの恋」感想

中止明けの公演にも関わらず、ひとりひとりの役づくりが深まっていて、作品全体がグンと引き締まった印象です。

柚香さんの陰が強いルドルフは健在。
ガラス細工のように繊細でモロい皇太子の内面を、大劇場という大きな箱で正確に表現できるのはすごいなぁ。

星風さんの可愛い少女でもあり、母のような慈しみ深いマリーは絶品。

前回まではルドルフとマリーに感情移入しながら観ていたのですが

本日は春妃さんの鬼気迫る演技に引きこまれ、『ルドルフの妻』という新たな視点からこの作品を観ることができました。

いやぁ、妻側から見るととんでもないお話しですね。苦笑

オフィーリアの稀奈さんら代役も、下級生たちも、出演場面が入れ替わりバタバタだったとおもいますが、そのシーンに自然に存在していました。

「ENCHANTEMENT」感想

ショーは楽しければ楽しいほど涙が出てくるという、自分でも不思議な感覚を味わいました。

限られたメンバーで今日の公演を成功させるため、どれほどの苦労や葛藤があったのか、想像を絶します。

ロケットや階段飾りの人数が減り
シーソルトやアイドルシーンも代役(ポジション替え)で、みごとに乗り切っていました。

「なにがあっても舞台を愛する気持ちは変わらない」と柚香さんがご挨拶されましたが、

その言葉どおり、組子みんなが舞台に立てるよろこびを全身で表現しているように見え、深く感動しました。

誕生日アドリブ

1月19日は聖乃あすかさんのお誕生日です。

マチネはアドリブなし。
もしかしてお祝いは自粛なのかなと思っていましたが、あの方がソワレでやってくれました!

アイドルソングのラストに
水美さんが「あすか、ハッピーバースデー!」とサプライズ!

うれしそうに笑顔を見せる聖乃さん。良かったですね。おめでとうございます。

柚香光ご挨拶

マチネご挨拶

組長が公演中止のお詫びを述べられ、劇場内はしんみりムード。

そんな空気を柚香さんが明るく変えてくれました(以下ニュアンスです)

「(公演中止のお詫のあと)もぉーーっ!本日みなさまにお会い出来たことが嬉しくて嬉しくて、ね、なんですか、あの小さな物体は!あれにずーっとね、攻撃され続けてますけれども、みなさまお元気でしたか?大切な方は大丈夫でしたか?」

コロナウイルスのことを「あの小さな物体」とコミカルに表現する柚香さんに客席から笑いが。

「わたしたち花組はあの小さな物体に体を攻撃されることがあっても、どんなことがあっても舞台を愛する気持ちは変わりません。これからも花組一丸となって舞台を務めてまいりますので応援よろしくお願いいたします」

ソワレ貸切公演ご挨拶

「本日はご観劇くださりありがとうございます。花組の柚香光です」

深々とお辞儀したあと、パサッと勢いよく起き上がって(以下、ニュアンスです)

「一昨日まで公演中止で、本日みなさまにお目にかかれましたこと、ほんとぉーーーに嬉しくて、変なテンションになっています。あはは」

「久しぶりの2回公演で体力がなくなっているか心配したのですが、お芝居もショーも心を寄せてくださってるのが伝わってきて、目を潤ませながら観てくださる方もいて、聖母様ですかって思うくらいお優しくて」

あっ、ちょっとしゃべりすぎですね。笑

「皆さまのお気持ちがうれしくて(体力の)心配は…こうです(投げる仕草!~中略~今後とも宝塚歌劇をよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」

うれしさ余って大羽根を背負ったままピョンと跳ねる柚香さんに客席笑い。

マチソワとも久しぶりに柚香さんの感情あふれる演説(ごあいさつ)が聞けて嬉しかったです。
(ちょっぴり舞浜アリーナを思い出しました)

再開は出来たものの、休演者も多く
本当はだれよりも心を痛めているであろう柚香さんが明るく努めてくださったので、組子も客席もみんなが笑顔になれるステキなカーテンコールとなりました。

休演者の1日もはやい舞台復帰と
花組のみなさんがこの勢いのまま千秋楽まで突っ走ることができますように。

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