劇場前で知る宙組雪組タカスペ中止の報!これからの宝塚に思う

宝塚歌劇のいろいろ

昨日、劇団から『SNS等での誹謗中傷について』というコメントが発表された時点で重大発表があるのだろうとは思っていましたが、

宙組全公演中止に加え、雪組公演とタカスペの中止まで同時発表されるとは思いませんでした。

宙組大劇場公演中止&タカスペ中止&雪組初日延期の発表

劇場で公演中止のニュースを知る

じつは今日バウホールに星組『My Lost Joker』を観に行って来たんです。

劇場前の柱に公演中止を知らせる紙が貼ってありました。

・宙組大劇場公演すべて中止
・雪組大劇場公演は11/10〜11/23中止
・タカラヅカスペシャル2023中止

それを見て立ち尽くす私の横で、「いや~っ」「しょうがないわ」「やっぱり」「うっそ~、さっきタカスペのエントリーしたのに」「はい、SS消えた」と皆さんそれぞれ。

そして自然と写メを撮る列ができて、皆さん粛々と貼り紙を撮影してその場をあとにしていました。

劇場内に入ると休業しているショップや飲食店もあり、営業しているレストランには人がチラホラ。

カーテンが閉じられた大劇場の入り口、そしてテラスから見えるあのマンション。

拝んでいる人の姿を目にして胸が締め付けられました。

中止決定に安心した部分も

待ちに待った芹香斗亜さんのお披露目公演、雪組100周年公演、3名の95期トップがそろう最初で最後のタカラヅカスペシャルの中止。

仕方のないこととはいえ本当に残念なことになりました。

ですが中止の発表にすこし安心した部分もあります。

というのも、ある組では弁護士によるヒヤリングがわずか1日で終わったと週刊誌に記されていて↓

まさかと思いつつも、もし本当に公演の再開ありきの調査だったら?と不安視しておりました。

宙組に関して『生徒が安心して舞台に立つ環境が整うまで再開は難しい』と、調査チームの報告が判断材料になったことから、適切にヒヤリングが行われているのかな。そう信じたい。

だけど気になるのは宙組には30名を超える退団希望者がいるという報道です。

それが事実なら東京も公演ができる状態ではありませんよね。

劇団はタカスペの中止理由を『宝塚大劇場での公演を安全に再開する体制を整え、各組で予定されている公演を着実に実施していくことに注力するため』としています。

しかし組の存続すら危ぶまれる状態で、何をどうやって公演実施にもっていくつもりなのでしょう。

生徒の心身のコンディション

雪組の中止理由は「生徒の心身のコンディションを最優先に対応させていただいて」だそうですが、

コンディションに支障をきたしているのは雪組だけではないと思います。

たくさんの休演者が出ているにも関わらず満身創痍で公演を続けている月組も危うい。

哀しむときに哀しみ、悼むときに悼なまければ、そのときは大丈夫に見えてもあとで心身の不調をきたします。

最近よく思い出すのは星組『1789』で退団した天路そらさんの言葉です。

「星組のみんなとこれから新しく入ってくる仲間たちが気持ちよく舞台に立てる環境が整うことを心より願います」

96期のイジメ問題、予科生の寮での自殺未遂、宙組生の自死。

こんな悲しいことが二度とないように、劇団には内部の膿を出し切り、悪しき伝統を廃止するよう努めてもらいたい。

時間はかかると思いますが、いつかまたタカラジェンヌが心からの笑顔で舞台に立てる日がくることを願っています。

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